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J-GLOBAL ID:201702222959685441   整理番号:17A0727939

温室効果ガスの排出削減に貢献する分離技術 高効率CO2分離回収技術「HiPACT」の開発と商業化

著者 (1件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 150-153  発行年: 2017年05月31日 
JST資料番号: L2100A  ISSN: 1343-7860  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,天然ガス精製プラントにおけるCO2回収貯留技術の経済性向上を目指し,化学吸収法における新規CO2分離回収技術の開発を行った。新規技術「HiPACT」では高温耐久性および高吸収性能を有する溶剤を用い,CO2放散塔の圧力を上げて圧縮コストを削減する。開発は4フェーズから成る。フェーズ1では溶剤スクリーニングを行い,候補溶剤を見出した。フェーズ2ではパイロット装置を設置し,14000時間を超える長期運転を通して新規溶剤の高温耐久性を実証した。またCO2吸収性能のデータを得て,従来より吸収容量を20~40%増加できることを確認した。フェーズ3では商業プラントのCO2分離回収溶剤を新規溶剤に入れ替えて実証実験を行った。運転条件を変えてデータを取得した。試験結果から,従来法に比べ25~30%のコスト削減が可能と考えられた。現在はフェーズ4で商業第一号機を稼働している。この新規技術は今後の二酸化炭素回収貯留技術推進のための第一ステップとして貢献できると期待される。
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分類 (2件):
分類
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各種物理的手法  ,  産業排ガス処理 
引用文献 (6件):
  • IPCC special report on Carbon Dioxide Capture and Storage (2005)
  • Komi, T., Tanaka, K., Fujimura, Y., Katz, T. and Spuhl, O., Contreras, E., 62nd Laurance Reid Gas Conditioning Conference (2012)
  • Tanaka, K., Fujimura, Y., Katz, T. and Spuhl, O., 60th Laurance Reid Gas Conditioning Conference (2010)
  • NIS社ホームページ (https://www.nis.eu/en/presscenter/nis-invested-excess-30-million-euros-amine-plant)
  • IEA, Storing CO2 through Enhanced Oil Recovery (2015)
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