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J-GLOBAL ID:201702223001458033   整理番号:17A0337203

鉄-マンガンケイ酸塩複合酸化物上での水溶液中のスルファメトキサゾールの不均一触媒オゾン処理

Heterogeneous Catalytic Ozonation of Sulfamethoxazole in Aqueous Solution over Composite Iron?Manganese Silicate Oxide
著者 (5件):
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巻: 39  号:ページ: 24-32  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: C0746A  ISSN: 0191-9512  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヒトの健康と生態系への潜在的影響のために,水生環境における抗生物質の存在が注目されている。多くのデータが,従来の処理プラントにおけるこれらの汚染物質の除去が不十分であることを示している。水生環境における抗生物質の耐久性は,ウイルスや細菌性病原体の耐性株の成長を刺激し,ヒトおよび動物に潜在的な脅威をもたらす可能性がある。スルファメトキサゾール(SMX)は最も一般的に処方される抗生物質の1つであり,様々な水源(すなわち,地表水,飲料水,下水など)中での検出は,しばしば世界中で報告されている。SMXの除去は,様々な開発技術を用いて広く研究されてきたがその中でも,不均一触媒オゾン処理は,無機化度の高い有効性と水質への悪影響が低いことから,大きな関心を持たれている。種々の固体触媒の中で,金属ケイ酸塩酸化物は,いくつかの易分解性有機物のオゾン酸化に対して高い触媒性能を示した。本研究では,実験室で合成した鉄-マンガンケイ酸塩複合酸化物(FMSO)を共重合沈殿法で調製し,不均一オゾン酸化触媒として使用し,主に,SMXのオゾン酸化,オゾンおよび有機中間体への吸着親和性の解明,およびオゾン処理中のその安定性を調べた。その結果,FMSO触媒オゾン処理によるSMXの分解および無機化は,単独のオゾン酸化と比較して顕著に高められた。オゾン供給速度および反応温度がFMSO触媒オゾン処理によるTOC除去において重要であることが分かった。TOC除去効率は,最適条件下で27%(単独オゾン化)から79.8%(FMSO触媒オゾン化)まで著しく向上した。FMSOは,親化合物(SMX)と比較して,中間生成物に対してはるかに高い吸着親和性を示した。FMSOの水溶液中でのオゾンとの相互作用効果は,オゾンの物質移動を改善し,その表面上にある量の水溶オゾンを吸着し,・OHラジカルへの変換効率を加速する。FMSOは,その触媒性能が数回のリサイクル使用後も安定しており,金属イオンの溶出も触媒オゾン処理の間は明らかに無視できる。
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分類 (2件):
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下水,廃水の化学的処理  ,  抗細菌薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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