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J-GLOBAL ID:201702223018196188   整理番号:17A1614662

海洋環流の境界における栄養素の共制限

Nutrient co-limitation at the boundary of an oceanic gyre
著者 (7件):
資料名:
巻: 551  号: 7679  ページ: 242-246  発行年: 2017年11月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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海洋の一次生産の栄養制限は,海洋の食物網および深海への炭素フラックスに対して根本的な制御要因となっている。貧栄養の亜熱帯環流の広大な境界は,全体として海洋生産力の最も端的な推移域であるが,このような海域の栄養制限についてはよく分かっていない。本論文では,南大西洋環流の東方境界で行った完全実施要因栄養改善実験の結果を示す。我々は,窒素または鉄の単独での添加では,48時間以上にわたって植物プランクトンの有意な増殖を生じない広大な海域を発見した。しかし,窒素と鉄の両方を添加すると,クロロフィルaの濃度が最大で約40倍に上昇し,珪藻類が増殖して群集の多様性が低下した。窒素と鉄の共制限が緩和されると,コバルトまたはビタミンB12(コバルトを含有している)の添加で,クロロフィルaの収率がさらに最大3倍向上することもあった。今回の結果は,窒素と鉄の共制限が海洋の広範囲に及んでおり,他の微量栄養素も共欠乏に達しつつあることを示唆している。このような多重栄養制限が,植物プランクトン群集の多様性を向上させている可能性がある。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (4件):
分類
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生態系  ,  植物生態学  ,  植物に対する影響  ,  植物栄養 
タイトルに関連する用語 (5件):
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