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J-GLOBAL ID:201702223019359125   整理番号:17A0891436

幾つかの古典的アセチルコリンエステラーゼ阻害剤の結合解析:QM/MM MDシミュレーションによる自由エネルギー摂動法計算を用いた合理的設計のための洞察

Binding Analysis of Some Classical Acetylcholinesterase Inhibitors: Insights for a Rational Design Using Free Energy Perturbation Method Calculations with QM/MM MD Simulations
著者 (7件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 958-976  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: A0294A  ISSN: 1549-9596  CODEN: JCISD8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アセチルコリンエステラーゼ(AChE)に対する幾つかの古典的阻害剤の結合自由エネルギーを,ハイブリッド量子力学/分子力学(QM/MM)分子動力学(MD)シミュレーションに基づく自由エネルギー摂動(FEP)法を用いて比較した。古典的AChE阻害剤として,ビス(7)-タクリン(DMT),ドネペジル(DNP),ガランタミン(GNT),フペルジンA(HUP)およびタクリン(THA)を用いた。結合自由エネルギー変化はDMT>DNP>HUP>GNT>THAの順で大きかった。AchEとリガンドの間の相互作用では,帯電残基であるAsp72とGlu199が重要であることが分かった。また,芳香族残基であるTrp84,Phe330およびPhe331はAChEと全リガンドの間の相互作用に寄与しており,Tyr121とTrp279がそれぞれDMTおよびDNPとの相互作用に寄与することも分かった。結合自由エネルギーとカチオン-π相互作用数は相関性を示し,四つのカチオン-π相互作用を形成可能なDMTが最も強い阻害活性を示したのに対して,1つしか持たないTHAは弱い阻害活性しか示さなかった。水分子はリガンド周辺で層を形成していた。AChEとリガンドの間には水素結合も存在したが,結合同位体効果への影響は確認できなかった。これらの知見は新規AChE阻害剤の合理的設計に役立つ。
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分類 (5件):
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理論生物学一般  ,  酵素一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  計算機シミュレーション  ,  薬物の研究法 
物質索引 (4件):
物質索引
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