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J-GLOBAL ID：201702223146929788   整理番号：17A0148703

青森県汽水湖鷹架沼における流況と塩分躍層の構造特性

著者 (5件)： 植田真司 (公益財団法人環境科学技術研究所) ,  矢部いつか (日本エヌ・ユー・エス株式会社) ,  服巻辰則 (日本エヌ・ユー・エス株式会社) ,  中田喜三郎 (名城大学大学院総合学術研究科) ,  久松俊一 (公益財団法人環境科学技術研究所)
資料名： 海洋理工学会誌(Web)  (Journal of Advanced Marine Science and Technology Society (Web))
巻： 22  号： 2  ページ： 11-25(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0648A  ISSN： 2188-3262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 青森県の鷹架沼は中央部を水門のある堤防で分割された汽水湖である。鷹架沼の流れと塩分躍層の特徴を明らかにするために,2015年の7月から11月にかけて,塩分,流向・流速及び水位を観測した。鷹架沼の水位は沿岸海域と比較してより小さな潮位差の範囲で変化した。気圧もまた水位変動に影響を与えた。湖水は主に東または西方向に流れ,西端の主河川の河口と東端の海へつながる水路との水理学的構造,東西方向に広い湖の地形,頻繁に生じる東からまたは西からの風の影響を受ける。湖水の塩分値は堤防の東で西と比較して高く,堤防が湖水の塩分値に有意な影響を与えていることが明らかである。塩分躍層は観測期間のほとんどで形成されており,しかしながら,強風による偶発的な崩壊を見ることができた。塩分躍層の構造的安定性の指標であるリチャードソン数から,中央部の塩分躍層は非常に安定であることが明らかとなった。

シソーラス用語： *汽水湖 ,  水流 ,  *塩分 ,  *密度躍層 ,  水門 ,  青森県
準シソーラス用語： 鷹架沼

著者キーワード (12件)： brackish Lake Takahoko ,  water current ,  salinity ,  halocline ,  characteristics ,  levee with water gate ,  brackish Lake Takahoko ,  water current ,  salinity ,  halocline ,  characteristics ,  levee with water gate

分類 (1件)： 湖沼学,河川学  (DC07050J)

引用文献 (20件)：

• 相崎守弘,秋葉道宏,1998.中海本庄工区の水質特性.LAGUNA(汽水域研究),5, 175-182.
• Barnes, R. S. K., 1980. Coastal lagoons. Cambridge University Press, Cambridge.
• Congnetti, G. & F. Maltagliati, 2000. Biodiversity and adaptive mechanisms in brackish water fauna. Marine Pollution Bulletin, 40, 7-14.
• 環境科学技術研究所,2010.平成21年度放出放射能環境分布調査報告書.青森県.平成22年3月.
• 環境科学技術研究所,2015.平成26年度排出放射能環境移行調査報告書.青森県.平成27年3月.

タイトルに関連する用語 (5件)： 青森 ,  汽水湖 ,  流況 ,  塩分躍層 ,  構造特性