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J-GLOBAL ID:201702223159007973   整理番号:17A0499573

4n電子三重項芳香族のBaird則にもとづく,高スピン有機物に対する新規な構造

A new architecture for high spin organics based on Baird’s rule of 4n electron triplet aromatics
著者 (2件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 4688-4694  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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開副殻の欠如(遷移金属化合物と異なり)により,安定高スピン有機分子は稀であり,低多重度の状態にほぼ限定されている。各種スピン異性体間に小さなエネルギー分離を持つ,高多重度ポリラジカルおよびポリカルベンの代替として,三重項電子状態中の4n電子芳香族性のBaird則から,原理的に,電子基底状態に高いスピン多重度および他のスピン状態と大きなエネルギー分離を持つ,多環高スピン有機物の設計が可能である。スピン異性体間のエネルギー分離幅を,本報告では,スピンハミルトニアン(不対スピン電子のみ考慮)ではなく,個々の環の芳香族性あるいは反芳香族性(全てのπ電子を考慮して)から決定した。概念実証として,シクロペンタジエニルカチオンのダイアド(三重項基底状態を持つと報告されている)が計算的に,CASMP2(8,10)/6-311G*//CASSCF(8,10)/6-311G*水準で,2個の強磁性的結合したBaird芳香環(SCF-GIAOで各々NICS(0)=-4.6および-4.4,ここで「NICS」は「核非依存化学シフト」)を持つ5重項電子状態を持つことがわかり,これらは,2個の反芳香環(NICS=+17.4)のC2開殻一重項よりエネルギーが48.3kcal・mol-1低く,1個の芳香および1個の反芳香環を持つ三重項より19.7kcal・mol-1低くて,これらは各々NICS=-4.8および+45.0であることがわかった。線状および分岐トポロジーのシクロペンタジエニルカチオンのトリアドも,DFTおよびCCSD(T)/6-31G//UB3LYP/6-311G*水準の計算から,最大スピン多重度の基底状態を持つと提案した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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アルケン  ,  分子の電子構造  ,  原子の電子構造  ,  数値計算 
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