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J-GLOBAL ID：201702223413372391   整理番号：17A1604851

チタンネオペンチリデン錯体によるメタン活性化: 電子レジリエンスおよび立体制御

Methane Activations by Titanium Neopentylidene Complexes: Electronic Resilience and Steric Control

著者 (7件)： NINKOVIC Dragan B. (Texas A&M Univ. at Qatar, Doha, QAT) ,  MONCHO Salvador (Texas A&M Univ. at Qatar, Doha, QAT) ,  PETROVIC Predrag V. (Texas A&M Univ. at Qatar, Doha, QAT) ,  ZARIC Snezana D. (Texas A&M Univ. at Qatar, Doha, QAT) ,  ZARIC Snezana D. (Univ. Belgrade, Belgrade, SRB) ,  HALL Michael B. (Texas A&M Univ., Texas, USA) ,  BROTHERS Edward N. (Texas A&M Univ. at Qatar, Doha, QAT)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 15  ページ： 9264-9272  発行年： 2017年08月07日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チタンネオペンチリデン錯体:(PNP)Ti=CH^tBu(CH₂^tBu)(PNP=N[2-PⁱPr-4-メチルフェニル]^2-)の各部分を変化して,メタンC-H結合活性化および互変異性化反応に対する効果を調べた。PNPのⁱPr基を^tBu基に変えるとC-H活性化および異性化の活性化エネルギーが低下(C-H活性化エネルギー約5kcal/mol低下)したが,さらにPとフェニル基間にCH₂結合を挿入すると最もC-H結合活性化(エネルギー障壁約20.2kcal/mol,生成物安定化約8.6kcal/mol)が得られた。PNPのNをPに変える(PPP)ことで異性化のエネルギー障壁が低下し生成物も安定化したが,C-H結合活性化の生成物は不安定となった。錯体に多くの変性を実施したものの一般的に電子構造への変化は小さく,本Ti錯体は顕著な電子レジリエンスを有することがわかった。

シソーラス用語： *チタン錯体 ,  アルケン ,  *化学反応 ,  *活性化 ,  レジリエンス ,  立体特異性反応 ,  *有機リン化合物 ,  C-H結合 ,  *互変異性 ,  構造異性体 ,  異性化 ,  *置換基効果 ,  活性化エネルギー ,  メチレン基 ,  電子構造 ,  反応経路 ,  脱水素反応 ,  密度汎関数法 ,  遷移状態 ,  リン化合物 ,  窒素族元素錯体 ,  アルカン
準シソーラス用語： *C-H活性化 ,  リン錯体 ,  互変異性体 ,  立体制御

分類 (4件)： 第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U) ,  アルケン  (CF03030T) ,  反応に及ぼす構造の効果  (CF02110Z) ,  有機第4族・有機第5族元素化合物  (CF09054V)

物質索引 (4件)： メタン ,  ビス[2-(ジイソプロピルホスフィノ)-4-メチルフェニル]アミン ,  ビス[2-(ジ-tert-ブチルホスフィノメチル)-4-メチルフェニル]アミン ,  ビス[2-(ジイソプロピルホスフィノ)-4-メチルフェニル]ホスフィン

タイトルに関連する用語 (6件)： 錯体 ,  メタン ,  活性化 ,  電子 ,  レジリエンス ,  立体制御