抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,パソコンやスマートフォンの普及によりデジタル画像を扱う機会が増加しているが,画像データがすべて無欠損な十全の状態にあるとは限らない。例えば,イメージセンサ不良による画素の欠損,通信路におけるノイズ混入,欠損のある写真のデジタル化,目的外のオブジェクトが映り込んでしまった場合など数多くあげられる。本稿では上記のような画像欠損の問題に対して,シグマデルタセルラーニューラルネットワーク(SD-CNN)を利用した従来の画像復元手法の更なる高性能化を目的とし,SD-CNNの動作に大きく影響を及ぼすテンプレートの適応的な切り換えと,係数の再検討を行った。10%~50%の画素を欠損させた6種類の画像に対する復元実験を行い,提案手法が従来手法よりも優れた画像復元性能を有することを明らかにした。(著者抄録)