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J-GLOBAL ID：201702223472385016   整理番号：17A1557776

高エネルギー飼料を給餌したホルスタイン種乳牛における代謝と炎症の2胃質量,上皮遺伝子発現,および全身バイオマーカー【Powered by NICT】

Reticulo-rumen mass, epithelium gene expression, and systemic biomarkers of metabolism and inflammation in Holstein dairy cows fed a high-energy diet

著者 (9件)： Arroyo J.M. (Department of Animal Sciences and Division of Nutritional Sciences, University of Illinois, Urbana 61801) ,  Arroyo J.M. (Departamento de Nutricion Animal, Instituto de Produccion Animal, Facultad de Veterinaria, Universidad de la Republica, Ruta 1 km 42.5, 80100, San Jose, Uruguay) ,  Hosseini A. (Department of Animal Sciences and Division of Nutritional Sciences, University of Illinois, Urbana 61801) ,  Zhou Z. (Department of Animal Sciences and Division of Nutritional Sciences, University of Illinois, Urbana 61801) ,  Zhou Z. (Animal and Veterinary Sciences, Clemson University, 146 Poole Agricultural Center, Clemson University, Clemson, SC 29634) ,  Alharthi A. (Department of Animal Sciences and Division of Nutritional Sciences, University of Illinois, Urbana 61801) ,  Trevisi E. (Istituto di Zootecnica, Facolta di Scienze Agrarie, Alimentari e Ambientali, Universita Cattolica del Sacro Cuore, 29122, Piacenza, Italy) ,  Osorio J.S. (Department of Dairy Science, South Dakota State University, Brookings 57007) ,  Loor J.J. (Department of Animal Sciences and Division of Nutritional Sciences, University of Illinois, Urbana 61801)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 100  号： 11  ページ： 9352-9360  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分娩前4週まで過去3年に飼料を犠牲にして穀粒を増加させることにより高エネルギー飼料の給餌は泌乳の開始で飼育した伝統的食事に対する第一胃「適応」支援への伝統的なアプローチである。飼料中粒/濃縮物の増加は第一胃発酵を変化させ,ヒツジとヤギの第一胃上皮における免疫関連遺伝子のmRNA発現の顕著な変化を誘発する。飼料エネルギー含量は濃縮物の固定レベルで増加すると上皮細胞および全身レベルでのそのような変化は,乳牛で起こるかどうかは知られていない。十四頭の非妊娠,非泌乳ホルスタイン牛は,対照エネルギー(CON,1.30Mcal/kg乾物量)飼料を給餌した推定栄養所要量の100%3週間,その後乳牛の半分は,高エネルギー飼料(OVE,乾物の1.60Mcal/kg)に割り当てたに適合し,乳牛の半分は,6週間CONを続けた。CONおよびOVEの粗飼料および濃厚飼料のレベルは80~79%と20~21%であった。血漿試料は,屠殺前の1Dを収集した代謝,肝機能,炎症および酸化ストレスのバイオマーカーを調べた。反芻胃質量は屠殺時に記録し,上皮の試料は全ての乳牛から採取した。密着結合,免疫機能,および栄養素輸送(揮発性脂肪酸,尿素,および微量鉱物)と関連する29遺伝子の発現を検討した。過剰給餌エネルギーは時間と共に一貫してより大きな乾物摂取量をもたらし,ハプトグロビン,パラオキソナーゼ,ビリルビン,脂肪酸,ミエロペルオキシダーゼ(好中球により分泌される)の血漿中濃度を低下させた。とは対照的に,OVEはより大きなヒドロキシ酪酸とコレステロール濃度をもたらした。OVEを給餌した乳牛でより大きな反芻胃質量はタイトジャンクション(CDLN1, CDNL4, OCLN, TJP1),免疫機能(IL1B, IL10, NFKB1, TLR2, TLR4, TNF),酸化ストレス(SOD1, SOD2),または最も栄養素輸送体に関連する遺伝子を変化させなかった。しかし,摂食OVEは急性期蛋白質SAA3をアップレギュレートし3.5倍と揮発性脂肪酸輸送体(SLC16A1)及びFeとCu輸送体(SLC11A2)をダウンレギュレートした。mRNA発現に及ぼす影響とともに炎症バイオマーカーのより低い血しょう中濃度の欠如は,高エネルギー食の長期摂取は,第一胃上皮の完全性にとって有害ではないことを示した。この文脈で,SAA3の保護機能は内毒素を産生するオプソニン化グラム陰性菌における役割と想定することができた。過食エネルギー牛の第一胃からの揮発性脂肪酸吸収と微量ミネラルの長期制御は遺伝子転写レベルで制御されているようには見えない。妊娠乾乳牛の栄養管理に関するこれらの知見の関連性は更なる研究に値する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *乳牛 ,  *バイオマーカー ,  酸化ストレス ,  鉄 ,  *炎症 ,  揮発性脂肪酸 ,  血漿 ,  血漿中濃度 ,  *上皮 ,  分娩 ,  *ホルスタイン ,  *遺伝子 ,  *遺伝子発現 ,  乳汁分泌 ,  ステロール ,  脂環式アルコール

著者キーワード (3件)： 栄養 ,  遺伝子発現 ,  第一胃上皮

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

物質索引 (1件)： コレステロール

タイトルに関連する用語 (13件)： 高エネルギー ,  飼料 ,  給餌 ,  ホルスタイン種 ,  乳牛 ,  代謝 ,  炎症 ,  胃 ,  質量 ,  上皮 ,  遺伝子発現 ,  全身 ,  バイオマーカー