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J-GLOBAL ID：201702223574118773   整理番号：17A1562636

ラジウムイオン交換バイデライト,四面体電荷を持つ膨潤粘土鉱物への予測モデリングの実験データと評価【Powered by NICT】

Experimental data and assessment of predictive modeling for radium ion-exchange on beidellite, a swelling clay mineral with a tetrahedral charge

著者 (6件)： Robin Valentin (Universite de Poitiers/CNRS, UMR 7285 IC2MP, equipe HydrASA, Bat. B8 rue Albert TURPAIN, TSA 51106, 86073 Poitiers CEDEX 9, France) ,  Robin Valentin (AREVA Mines, Research and Development Department, Tour AREVA, 1, place Jean Millier, 92084, Paris La Defense Cedex, France) ,  Tertre Emmanuel (Universite de Poitiers/CNRS, UMR 7285 IC2MP, equipe HydrASA, Bat. B8 rue Albert TURPAIN, TSA 51106, 86073 Poitiers CEDEX 9, France) ,  Beaucaire Catherine (CEA, Centre d’Etudes de Saclay, DANS/DPC/SECR/L3MR, 91191 Gif sur Yvette, France) ,  Regnault Olivier (AREVA Mines, Research and Development Department, Tour AREVA, 1, place Jean Millier, 92084, Paris La Defense Cedex, France) ,  Descostes Michael (AREVA Mines, Research and Development Department, Tour AREVA, 1, place Jean Millier, 92084, Paris La Defense Cedex, France)
資料名： Applied Geochemistry  (Applied Geochemistry)
巻： 85  号： PA  ページ： 1-9  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0227A  ISSN： 0883-2927  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スメクタイトのような膨張性粘土鉱物の存在は,これらの材料の高い吸着容量のために,自然環境中のラジウムの移動度を制御する主要なパラメータの一つであることが知られている。しかし,広範囲酸性条件(2<7)のスメクタイトへのラジウムの吸着特性を調べることを可能にする文献からの実験データとモデリングは不足している。さらに,スメクタイト結晶化学(層の電荷位置)の役割は不明のままである。四面体電荷(バイデライト)と膨潤粘土鉱物上へのラジウムの吸着の実験データは2 7pH範囲で提示した。イオン強度(即ち,塩化ナトリウム溶液中における0.027から0.11Mまで)と競合する主要な陽イオンの存在(すなわち,マグネシウム)の両方の影響を調べるために行った種々のバッチ実験。実験データは,主要な陽イオン(H~+を含む)の吸着,自然環境における鉱物表面への収着の微量元素と競合を考慮に入れたマルチサイト・イオン交換モデルを用いて解釈した。イオン強度と水カチオン組成の種々の条件下での実験的分配係数(K_d)値を予測するために提案モデルの能力を試験し,結果は,以前に公表されたモデルを用いて得られたものと比較した。pH変化によるバイデライトにラジウム吸着の変化は文献で報告されたものとして単一サイトモデルを用いたよりも,本研究で提案されたように,マルチサイトイオン交換モデルを用いて,より良く再現した。最後に,自然環境中のラジウムの移動度に関する本研究で得られた結果の意味を議論した。天然マトリックスを代表する,複雑な混合物中の低pH条件(pH≦6)におけるラジウムの吸着におけるスメクタイトの重要な役割は有機物およびFe(III)-オキシ/水酸化物に以前に得られた実験データとの比較に基づいて実証した。有機物に対する文献からのモデルと結合した,バイデライトのための本研究で提案したマルチサイトモデルはバイデライトと有機物の種々の割合を含む仮想複雑な混合物の吸着特性のバイデライトが果たす役割を予測するために適用した。モデルは,スメクタイトは80~100%のpH<3のための複雑な混合物のラジウムの全吸着に寄与することができることを示した。さらに,予測された結果は,天然泥炭で得られた文献からの実験データと良く一致した。最後に,バイデライトのための本研究で提案したマルチサイトイオン交換モデルは酸性pHによって特性化される多くの自然環境,自然酸性土壌(pH≦5)と酸性鉱山環境(pH≦1)などに適用できる,膨潤粘土鉱物への~226Ra交換を予測するこれらの系中に存在する主要なカチオンの影響も考慮する必要がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *粘土鉱物 ,  吸着 ,  *ラジウム ,  カチオン ,  酸性 ,  収着 ,  *モデリング ,  *イオン交換 ,  *粘土 ,  マグネシウム ,  移動度 ,  キャラクタリゼーション ,  イオン強度 ,  スメクタイト
準シソーラス用語： *バイデライト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： バイデライト ,  イオン交換 ,  モデリング ,  ラジウム ,  膨潤粘土 ,  酸性条件 ,  自然環境

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

タイトルに関連する用語 (11件)： ラジウム ,  イオン交換 ,  バイデライト ,  四面体 ,  電荷 ,  膨潤 ,  粘土鉱物 ,  予測 ,  モデリング ,  実験データ ,  評価