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J-GLOBAL ID：201702223578493726   整理番号：17A0186123

BCPの一層の活用に向けて 熊本地震における対応と下水道BCPの取り組みについて

著者 (1件)： 岩坪和宏 (熊本県 土木部)
資料名： 下水道協会誌  (Journal of Japan Sewage Works Association)
巻： 54  号： 652  ページ： 12-15  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： S0270A  ISSN： 0021-4639  CODEN： GSKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熊本県・下水道の熊本地震における対応とBCPの取り組みを紹介する。平成28年4月に最大震度7の熊本地震が発生した。下水道施設の被害は,処理場が熊本市や益城町など7市町村で被災し被災額12億円の被害で,管路は延長81kmで被災額109億円の被害を受けた。被害の特徴は,処理場では反応タンクの継手部損傷による漏水,液面スロッシングによる沈澱池の汚泥掻寄機フライト板の損傷など,管路では液状化による管渠のたるみ・ズレや断層の影響による管路の破断などであった。その後に下水道機構が実施したアンケート調査によれば,約6割の18自治体はBCPに基づいた対応を実施でき,3割の8自治体では対応できなかった。また,一部の自治体では処理場やポンプの動力源となる燃料不足を生じ,共通の課題としてトイレの使用可否判断ができないとの問題を生じた。

シソーラス用語： *下水道 ,  計画 ,  熊本県 ,  大地震 ,  下水処理施設 ,  管路 ,  *被災 ,  貯槽 ,  継手【接合】 ,  沈殿池 ,  スロッシング ,  液体振動 ,  液状化 ,  断層 ,  *アンケート
準シソーラス用語： *BCP【計画】 ,  業務継続計画 ,  *熊本地震 ,  下水処理場 ,  反応タンク ,  アンケート調査

分類 (4件)： 自然災害  (RA02030M) ,  地震活動  (DC03030L) ,  下水・廃水処理施設  (SC03020P) ,  下水道,下水管渠付属設備  (SC03030A)

タイトルに関連する用語 (4件)： BCP ,  活用 ,  熊本地震 ,  下水道