抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,鳥取市における防火建築帯の景観特性と景観整備の方針について報告した。先ず,昭和27年4月17日に起きた戦後最大といわれる大火によって鳥取市街地は,約70%を焼失したこと,本報告では,鳥取市の防火建築帯を事例に,形態意匠と色彩の両面から,防火建築物の景観的特徴である「統一性」という観点に着目しつつ街路景観の特性を明らかにすることを目的とすること等を報告した。次に,鳥取市防火建築帯の景観整備に関する取り組み,鳥取市防火建築帯の景観特性を報告した。最後に,本稿では,鳥取市の防火建築帯を取り上げ,アーケードにより2層化された建物の形態意匠と色彩について調査,分析を行い,防火建築帯の最大の特徴である街区単位の「統一性」に注目しながら街路景観の特徴を明らかにしてきたこと,アーケード下部の携帯の特徴として,開口部等の間口における壁面線の統一は,街区単位においてもみられなかったこと,防火建築帯は,多数現存する地域においても現存状況は限定的であるため,特定の街区ごとに防火建築帯を保存・整備していく必要があること等を報告した。