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J-GLOBAL ID：201702223780225230   整理番号：17A0526945

高分子ナノコンポジットにおける高分子グラフト化ナノロッドの分散機構の解明:分子動力学シミュレーション研究

Insight into the Dispersion Mechanism of Polymer-Grafted Nanorods in Polymer Nanocomposites: A Molecular Dynamics Simulation Study

著者 (4件)： SHEN Jianxiang (Jiaxing Univ., Jiaxing, CHN) ,  LI Xue (Jiaxing Univ. Nanhu Coll., Jiaxing, CHN) ,  SHEN Xiaojun (Jiaxing Univ., Jiaxing, CHN) ,  LIU Jun (Beijing Univ. Chemical Technol., Beijing, CHN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 50  号： 2  ページ： 687-699  発行年： 2017年01月24日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリマーマトリックス中にポリマーグラフト化ナノロッド(NR)を分散するときの挙動を粗粒分子動力学シミュレーションし,グラフトの影響を系統的に調査した。このNRの分散を決定するのは,主にNRの排除体積効果,及びグラフト鎖とマトリックス鎖の相互作用だった。グラフト密度とグラフト鎖長を増加すると,上記の二つの要因が強くなり,NRが分散しやすくなった。NR空間構造には3つあり,それはNRとマトリックスの相分離,NRの均一分散,マトリックス鎖を介するNRの「遠隔架橋」だった。ブラシとマトリックスの相互作用が強くなると,ブラシは「濡れた」(膨潤)状態から「乾いた」(非膨潤)状態へと変化した。NRにグラフトされたポリマー鎖は,平面や球面にグラフトされたものよりも広範囲に移動するとともに短いので,ブラシの厚さTbはグラフト密度Σまたはグラフト鎖長Lgに弱くしか依存せず,Tb~Σ^αLg^β,比率β/α=3でグラフト面と無関係にスケールを変化できる。

シソーラス用語： *ナノロッド ,  グラフト化【化学修飾】 ,  計算機シミュレーション ,  分子動力学 ,  *分散【dispersion】 ,  *高分子ブラシ ,  排除体積効果 ,  マトリックス効果 ,  サイズ効果 ,  密度依存性 ,  膨潤
準シソーラス用語： 分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 高分子溶液の理論  (CG02012B)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高分子ナノコンポジット ,  高分子 ,  グラフト ,  ナノロッド ,  分子動力学シミュレーション ,  研究