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J-GLOBAL ID:201702223830486872   整理番号:17A0591549

タンパク質抗原を目指した非共役キトサンベースのナノ粒子はミョウバンで得られたタンパク質抗原を目指した類似の体液性免疫応答を誘導する

Non-Conjugated Chitosan-Based Nanoparticles to Proteic Antigens Elicit Similar Humoral Immune Responses to Those Obtained with Alum
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 846-852  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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近年,ナノテクノロジーの進歩によって,医薬品に適用可能な新しい素材の開発が可能になってきた。ワクチンの設計の分野では,アジュバントを改善する目的で様々なナノ構造が用いられてきた。通常,アジュバントは抗原に対する体液性または細胞性免疫応答を増大できる様々な性質に由来する物質として定義することができる。最近,天然または合成ポリマーに基づくポリマーナノ粒子(NP)が,その生体適合性,生物分解性および製造の容易さのために,ワクチンの送達媒体として研究されている。本稿では,キトサン(CS)ベースのNPのアジュバントとしての可能性を,タンパク質との簡単な合成で混合した場合について試験した結果を報告する。この目的のために選択した抗原は,ウシ血清アルブミン(BSA)およびデング熱ウイルス血清型のEタンパク質で,前者はNPのアジュバント性の評価における古典的モデル抗原で,後者はこの技法によって免疫原性が評価されたことがないデングウイルスの主要抗原である。現在,ワクチンの免疫力強化能力を向上させるために,新たなアジュバントの開発が進んでいる。これに関して,ポリマーNPは古典的なワクチンアジュバントに勝る幾つかの利点を有するワクチンアジュバントとして注目されている。特にCS NPは生体化合物との架橋能力を含む多くの利点を有する。本研究で示したNPと抗原の単純な混合は,タンパク質との物理的または化学的共役を必要とせずに体液性免疫応答を高めるための有望な手順であることが分かった。結論として,CS NPはタンパク質性抗原に対する強力なアジュバントとして使用することができる。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫反応一般  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究 

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