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J-GLOBAL ID:201702223845347048   整理番号:17A1389191

乳癌におけるコリン代謝に及ぼすドキソルビシンの分子効果【Powered by NICT】

Molecular Effects of Doxorubicin on Choline Metabolism in Breast Cancer
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 617-627  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3158A  ISSN: 1476-5586  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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異常コリンりん脂質代謝は癌の特徴である。磁気共鳴分光法(MRS)検出された全コリン(tCho)信号は乳癌における化学療法応答の早期無侵襲イメージングバイオマーカーとして役立つことができる。tCho信号,グリセロホスホコリン(GPC),ホスホコリン(PC)と遊離コリン(Cho)の個々の成分,低転移性ヒトMCF7およびトリプルネガティブヒトMDA-MB-231乳癌細胞で一般的に使用される化学療法薬ドキソルビシンによる処理の前後にを定量化した。tCho濃度はドキソルビシン処理後に変化しなかったが,GPCは有意に増加し,PCは減少した。二ホスファチジルコリン特異的PLD酵素のうち,PLD2ではなく,mRNA PLD1のみがドキソルビシン処理によりダウンレギュレートされた。GPCホスホジエステラーゼをコードする二つの報告された遺伝子では,GDPD5ではなく,GDPD6のmRNAはドキソルビシン処理後に減少した。PCにChoを変換するコリンキナーゼα(ChKα)のmRNAレベルはドキソルビシン処理後に減少した。PLD1とChKα蛋白質レベルは濃度依存的にドキソルビシン処理後に減少した。PLD1特異的阻害剤VU0155069による治療はドキソルビシン誘導性の細胞毒性へのMCF7およびMDA-MB-231乳癌細胞を感作した。100nMドキソルビシンの低濃度はMDA-MB-231細胞の移動を増加させた。siRNAによるGDPD6,PLD1またはChKαではなく,サイレンシングは,ドキソルビシン誘導乳癌細胞移動を消失させた。ドキソルビシン誘導GPC増加とPC減少はPLD1,GDPD6,ChKαmRNAと蛋白質発現の減少によって引き起こされる。またはこれらの遺伝子/蛋白質を阻害するサイレンシングは薬物有効性を促進し,薬物副作用を低減できることを示した。著者らの知見は,個別にPC及びGPCを検出する重要性を強調した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (4件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般  ,  抗腫よう抗生物質の基礎研究  ,  代謝一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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