抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオガス発電の開発経緯やその原理,および最新動向などについて解説した。性状が不均一な固体を燃焼させるバイオマス発電の問題点を解決する取組みがバイオガス発電である。バイオガスとは,家畜の糞尿,食品廃棄物,下水道・汚水などの有機ごみを発酵させたものであり,メタン,二酸化炭素,水蒸気からなる。このバイオガスでガスエンジン発電機を回して発電するのがバイオガス発電である。ガスを作ったバイオ原料の残りは,雑草種子や病原菌を含まない安全な肥料として二次利用できる。本稿では,地域分散型の小形バイオガス発電の有用性について,メタン発酵により発生する二酸化炭素に加え,発電によりメタンから燃焼転化した二酸化炭素の農事利用プロセスの開発事例を交えながら紹介した。