抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,「とちぎ夢大地応援団」の運営と地域資源保全ボランティアの参加動機について報告した。先ず,近年,高齢化と少子化に伴う農業者の減少は,農山村の維持管理を困難化していること,本研究は,基金を利活用した地域資源保全活動とボランティアの参加実態・参加動機をもとに,行政主導によるボランティア活動継続の有効性を明らかにすることを目的とすること等を報告した。次に,研究の方法,調査対象地の概要,結果と考察を報告した。最後に,まとめとして,本研究の事例における地域資源保全活動の継続性は,行政による地域の連携と地域資源保全ボランティアの参加動機が合致することにより,担保されること,行政主導による継続的なボランティア運営は,「ふる水基金」と「棚田基金」を原資とする連携による運営が必須となること,地域資源保全ボランティアは,1)環境保全活動の貢献,2)美しい景観・すばらしい自然を体験すること,を主たる参加動機としていること,そのためのボランティア活動として,1)用水路清掃・遊休農地の草刈り,2)植栽・生態系保全活動を希望していること等を報告した。