抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,小型無人マルチコプターによる空撮画像から簡易的に森林作業道を判読し,GISデータ化することを試みた。複数毎の空撮画像からオルソモザイク画像を作成し,この画像からGISソフトウェア上で森林作業道と判読できるところにポリラインを作成した。作成したオルソモザイク画像は非常に高い地上解像度(約3~5cm/px)であった。画像上での森林作業道も明瞭であり,実地測量結果に対して+1.0%未満の誤差で路網情報をGISデータ化することができた。小型無人マルチコプターを活用することによって,安価に高精度の路網GISデータが構築できると同時に,高地上解像度のオルソモザイク画像が誰でも簡単に作成できる利点は大きいと考えられる。本研究の結果から,小型無人マルチコプターによる森林作業道の判読手法は,十分にその有用性が高いと考えられる。また,施業により日々変化していく森林に関する情報を高頻度に収集し森林GISにフィードバックするためのツールとして森林管理に寄与すると考えられる。(著者抄録)