文献
J-GLOBAL ID:201702224050664717   整理番号:17A0287819

緑茶ポリフェノールのエピガロカテキン-3-ガラートによる核銅の動員とその後の細胞DNAのプロオキシダント破壊:癌化学療法への示唆

Mobilization of Nuclear Copper by Green Tea Polyphenol Epicatechin-3-Gallate and Subsequent Prooxidant Breakage of Cellular DNA: Implications for Cancer Chemotherapy
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
緑茶およびその成分の化学予防的および抗癌性の特性を裏付けて,疫学的および実験的証拠が存在する。ガロカテキン,エピカテキン-3-ガラートは,緑茶中に存在する主要な緑茶及びその構成成分の化学予防薬及び抗腫瘍能に対応して疫学的証明及び実験的証明が存在する。緑茶には主にガロカテキン及びエピガロカテキン-3-ガラートが存在しており,これらの効果が示されてきた。植物由来のポリフェノール化合物は,銅のような遷移金属イオンの存在下だけでなく,細胞DNAの酸化的DNA分解のみを触媒することができる天然の抗酸化物質が確立されている。本研究では,様々な他のポリフェノール化合物と同様に,エピカテキン-3-ガレートが細胞DNAの酸化分解を引き起こすという証拠を提示した。植物由来のポリフェノール化合物は,銅のような遷移金属イオンの存在下だけでなく,細胞DNAの酸化的DNA分解のみを触媒することができる天然の抗酸化物質が確立されている。本研究では,様々な他のポリフェノール化合物と同様に,エピカテキン-3-ガラートが細胞DNAの酸化分解を引き起こすという証拠を提示した。単細胞アルカリゲル電気泳動(コメットアッセイ)を使用して,様々な濃度のエピカテキン-3-ガラートに曝露されたリンパ球におけるDNA破壊を評価した。活性酸素種(ROS)のスカベンジャーの存在下でのDNA破壊の阻害は,ROS生成の関与を示唆した。neocuproine(細胞膜透過性Cu(I)キレーター)の添加は,無傷のリンパ球において用量依存的にDNA分解を阻害した。対照的に,細胞膜を透過しないバソクプロインは無効であることが観察された。さらに,エピカテキン-3-ガラートがネオクプロインによっても阻害される細胞核内のDNAを分解することを示し,この反応においても核銅の動員を示唆している。以上の結果は,おそらく内在性銅イオンの動員によるROSの生成を示しており,報告された抗癌特性のメカニズムとしての植物由来ポリフェノールのプロオキシダント活性の長期にわたる仮説を支持した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  核酸一般 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る