抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
大型工作機械には,一般の工作機械の技術課題とは異なる独特の課題がいくつかある。本稿は,その課題を5項目(削れるか,動かせるか,精度を出せるか,作れるか,運べるか・組めるか)にまとめ,技術課題とその課題への取組みについて2回に分けて解説すると述べ,今回は,課題のうち「削れるか」「動かさせるか」について説明した。「削れるか」という判断には,1)加工物の加工箇所にカッタ(バイト)を所望の角度で当てることができるか,2)加工物に接触したカッタが所望の切削性能(切りくず排出量,加工面品質等)を確保できるかどうかを順に検討することが必要と述べ,加工事例を挙げて解説した。また,「動かさせるか」については,基本運動要素であるXYZの直交3軸をスムーズに精度よく動かせることが必要で,本章では大形工作機械を動かすための課題に関し,案内,駆動,制御を取り上げて説明した。