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J-GLOBAL ID：201702224187603177   整理番号：17A1446785

森林水利用効率における植物の機能的形質の可塑性と大きな増加を結びつける【Powered by NICT】

Linking plant functional trait plasticity and the large increase in forest water use efficiency

著者 (8件)： Mastrotheodoros Theodoros (Institute of Environmental Engineering, ETH Zurich, Zurich, Switzerland) ,  Pappas Christoforos (Departement de Geographie and Centre d’etudes nordiques, Universite de Montreal, Montreal, Quebec, Canada) ,  Molnar Peter (Institute of Environmental Engineering, ETH Zurich, Zurich, Switzerland) ,  Burlando Paolo (Institute of Environmental Engineering, ETH Zurich, Zurich, Switzerland) ,  Keenan Trevor F. (Climate and Ecosystem Sciences Division, Lawrence Berkeley National Lab, Berkeley, California, USA) ,  Gentine Pierre (Earth Institute, Department of Earth and Environmental Engineering, Columbia University, New York, New York, USA) ,  Gough Christopher M. (Department of Biology, Virginia Commonwealth University, Richmond, Virginia, USA) ,  Fatichi Simone (Institute of Environmental Engineering, ETH Zurich, Zurich, Switzerland)
資料名： Journal of Geophysical Research: Biogeosciences  (Journal of Geophysical Research: Biogeosciences)
巻： 122  号： 9  ページ： 2393-2408  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2384A  ISSN： 2169-8953  CODEN： JGREA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 上昇大気CO_2濃度は光合成を高め,気孔コンダクタンスを低減することが期待され,このようにして植物の水利用効率を増加している。北半球森林からの渦共分散フラックス観測に基づく最近の研究は,固有の水利用効率(IWUE)の大きな増加を示した。ここでは,同じデータセットでロバストな不確実性定量化の最新バージョンを用いて,これら現代IWUE傾向を再検討する。観測されたIWUE増加は植物機能形質の経年傾向に起因し,環境変化が引き金となった可能性があるという仮説を検証した。IWUEは~1.3%年~ 1により増加することを見出し,これは以前に報告されたより小さいが理論的予測よりも大きかった。時間静的植物機能形質を用いたテーチスChloris生態系モデルを用いた数値シミュレーションはこの増加を説明できない。,比葉面積と最大Rubisco容量のようなモデルパラメータの時間的変化,植物機能形質可塑性によるシミュレーションはIWUEにおける観察された傾向と一致した。著者らの結果は,1.0%年~ 1に等しい,植物機能形質の傾向が観察されIWUE傾向を説明できることを示した。従って,十年またはそれ以上の時間スケールで,形質可塑性は植物機能形質の時間的変化のモニタリングと地球システムモデルにおけるその表現の両者に関して深い意味が森林水,炭素およびエネルギーフラックスに影響を及ぼす可能性がある。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 光合成 ,  経時変化 ,  気孔抵抗 ,  気候変動 ,  地球モデル ,  予測 ,  モデリング ,  不確実性 ,  *塑性 ,  炭素 ,  二酸化炭素
準シソーラス用語： 数値シミュレーション ,  生態系モデル ,  機能性 ,  *水利用効率 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 水利用効率 ,  植物機能形質の可塑性 ,  植生モデリング ,  CO2施肥 ,  気候変動

分類 (3件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 森林 ,  水利用効率 ,  植物 ,  形質 ,  可塑性