抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者らは,主に医学部1年次の教養教育を担当する物理教員として埼玉医科大学に所属している。医学の進歩は日々目覚ましく,これまで知られていなかった医療現場に直面することも多い。そのため,医療教育では,既存の知識を覚えさせるにとどまらず,「問題解決の方法,プロセス」を学生に学ばせることが,重要である。そこで,我々は,埼玉医科大学1年生が履修する物理実験を,アクティブラーニング(AL)形式で進めている。平成26年度と27年度には,「台車の運動」を題材として,力学を能動的に学習させた。実験装置としては,PASCO science製の台車の位置の時間変化を測定するものを用意した。授業は,実験テキストを用意せず,解決すべき課題と実験装置だけを学生に与え,結果に対する予想やそれを実証するための測定条件などをグループで話し合いながら進めた。提出されたレポートは,全体の流れを意識して,それぞれの個性を発揮して書かれていた。