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J-GLOBAL ID：201702224211170141   整理番号：17A1689700

空き家の耐雪性能評価に関する研究

Evaluation on Performance of Vacant House for Snow Load

著者 (5件)： 吉田奈未 (千葉大 大学院工学研究科) ,  高橋徹 (千葉大 大学院工学研究科) ,  千葉隆弘 (北海道科大 工) ,  堤拓哉 (北海道総合研究機構 北方建築総合研) ,  古城吉章 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： 日本雪工学会論文集  (Journal of Snow Engineering of Japan)
巻： 33  号： 4  ページ： 71-77  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： F1523A  ISSN： 2189-1451  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪地域の空き家が積雪荷重により損傷・倒壊する危険性を適切に認識するため,劣化した木造建物の垂木材の損傷確率と積雪の深さとの関係を劣化木材の曲げ強度実験の結果から明らかにし,耐雪性能として評価した。長期間雨水により劣化したベイマツ材を用いた曲げ強度試験から,質量減少率及び断面欠損率と曲げ強度の関係を近似するとともに,既往の実地調査の結果から導いた損傷確率の分析をさらに精緻化して,木材の劣化が起きた場合の屋根雪深さと住宅の垂木部分の損傷確率を算定した。これに基づき新潟県内各市町村の空き家の損傷棟数を予測するとともに,積雪深があまり大きくない地域でも木材劣化が損傷確率に与える影響が大きいことを指摘した。

シソーラス用語： *住宅 ,  耐候性 ,  雪害 ,  *性能評価 ,  劣化 ,  曲げ強さ ,  確率 ,  欠陥 ,  木材 ,  深さ ,  屋根 ,  積雪 ,  損傷 ,  *雪荷重
準シソーラス用語： 屋根雪 ,  曲げ強度 ,  *空き家 ,  経年劣化 ,  積雪深さ ,  損傷確率 ,  耐雪性 ,  断面欠損

分類 (3件)： 屋根  (RB03030W) ,  自然災害  (RA02030M) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (7件)：

• Mostafa Nofal, Kumar Kumaran: Biological damage function models for durability assessments of wood and wood-based products in building envelopes, Eur. J. Wood Prod, 69, pp619-631, 2011
• 吉田奈未,高橋徹,千葉隆弘,中村友紀子,堤拓哉,中江百花 : 中越地方多雪地域における既存木造住宅群の耐雪性能評価, 日本建築学会大会学術講演梗概集 (関東), B-1, pp.93-94, 2015.9
• 田中恵子,黒野弘靖 : 中越地震で被災した高齢者の居住環境と生活再建に関する研究-新潟県川口町田麦山地区, 上川地区を対象として-, 新潟大学大学院自然科学研究科環境共生科学専攻都市人間環境学 (建築学) 教育研究群修士論文梗概, 2007
• 千葉隆弘,堤拓哉,高橋徹,阿部佑平,苫米地司 : 在来軸組構法住宅の耐雪性能に関する研究 ~札幌市の住宅を対象とした雪荷重に対する損傷・倒壊リスクについて~, 日本建築学会北海道支部研究報告集, No.86, pp.101-104, 2013.6
• 日本建築学会編 : 木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-, 2006.12

タイトルに関連する用語 (5件)： 空き家 ,  耐雪性 ,  能 ,  評価 ,  研究