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J-GLOBAL ID：201702224243527581   整理番号：17A0553457

強相互作用超低温Fermiガスのp-波対合相互作用の比熱と単軸異方性の効果

Specific Heat and Effects of Uniaxial Anisotropy of a p-Wave Pairing Interaction in a Strongly Interacting Ultracold Fermi Gas

著者 (3件)： INOTANI Daisuke (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  VAN WYK Pieter (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  OHASHI Yoji (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 86  号： 4  ページ： 044301.1-044301.8  発行年： 2017年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超低温Fermiガスの標準状態におけるp-波引力相互作用の定圧比熱Cvと単軸異方性の効果を研究した。NozieresとSchmitt-Rinkが開発した強結合フレームワーク内で,全相互作用体制において,温度の関数として,この熱力学量を評価した。単軸異方性は弱結合体制でCvに重要でないが,Cvが,強結合体制で単軸異方性に敏感であるとが分った。これは,Pi-波分子(i=x,y,z)の間の,占有アンバランスから始まり,p-波相互作用が単軸異方性を持っている強-結合体制で比熱がどの種類のp-波分子が優位に存在するかを見る役に立つ可観測物であることを示唆する。この長所を使って,強結合体制を若干の特性領域に分類した。単軸異方性のp-波対合相互作用が40KのFermiガスで発見されたので,この結果は,相互作用が一軸的に異方性であるときp-波相互作用するFermiガスの強結合特性を考慮することに役立つ。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Fermiガス模型 ,  相互作用 ,  *比熱 ,  異方性 ,  超低温 ,  引力 ,  温度 ,  熱力学 ,  P波【散乱】

分類 (1件)： 統計力学一般,多体問題  (BA08010Q)

引用文献 (56件)：

• C. Chin, R. Grimm, P. Julienne, and E. Tiesinga, Rev. Mod. Phys. 82, 1225 (2010).
• E. Timmermans, K. Furuya, P. W. Milonni, and A. K. Kerman, Phys. Lett. A 285, 228 (2001).
• C. A. Regal, M. Greiner, and D. S. Jin, Phys. Rev. Lett. 92, 040403 (2004).
• M. W. Zwierlein, C. A. Stan, C. H. Schunck, S. M. F. Raupach, A. J. Kerman, and W. Ketterle, Phys. Rev. Lett. 92, 120403 (2004).
• J. Kinast, S. L. Hemmer, M. E. Gehm, A. Turlapov, and J. E. Thomas, Phys. Rev. Lett. 92, 150402 (2004).

タイトルに関連する用語 (7件)： 相互作用 ,  超低温 ,  Fermiガス ,  対合 ,  比熱 ,  単軸 ,  異方性