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J-GLOBAL ID：201702224250019741   整理番号：17A0953682

カビの生育に影響する木材特性の事例:メタ分析

Examples of characteristics of wood that affect mould growth: a meta-analysis

著者 (3件)： JOHANSSON Pernilla (SP Technical Res. Inst. of Sweden, Boras, SWE) ,  MJOERNELL Kristina (SP Technical Res. Inst. of Sweden, Boras, SWE) ,  ARFVIDSSON Jesper (Lund Univ., Lund, SWE)
資料名： European Journal of Wood and Wood Products  (European Journal of Wood and Wood Products)
巻： 75  号： 4  ページ： 603-613  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： C0118A  ISSN： 0018-3768  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本検討の目的は,カビの生育に及ぼす影響があると示唆される幾つかのパラメータが有意であるか否かを確認し,そしてカビ生育に影響し得る特性の広範な変化のために,一般に木材上でのカビ生育に対するリスクを予測する複雑さを明らかにすることであった。5つの別々の,以前に実施した90%RH/22°Cで行われた実験室検討からそして95%RH/22°Cで行なわれた実験室検討からのデータを使って,メタ解析を実施した。その結果,幾つかの材料特性が,木材上に定着するためにカビ生育に要する時間に影響していた。表面構造(かんな掛け,のこ引き),木材種(マツ,トウヒ)そしてのこ切断木取り(中心板,側面板)が有意なパラメータであり,一方供試片(内/外)面は有意ではない,ことが分った。加えて,感染性は単一パラメータでは記述できず,他のパラメータにも依存している,ことを示された。従って,一般的に木材の感染性を推定するのは困難であった。標準化仕様により規定された木材群内でさえも,カビの生育への感染性の変動が在った。木材のかび生育に関する検討では,最新の試験片表面の任意の平削りまたはのこ引きは,カビ生育を遅延するので,考慮に入れなければならない。

シソーラス用語： *かび ,  *成長 ,  木材性質 ,  パラメータ推定 ,  メタ分析 ,  *表面構造 ,  かんな削り ,  鋸切断 ,  *木取り ,  中心 ,  側面 ,  *マツ属 ,  *トウヒ属 ,  安全対策 ,  感染予防 ,  公衆衛生 ,  *性質 ,  変動
準シソーラス用語： *感染性 ,  感染対策 ,  *種類 ,  *生育

分類 (4件)： 菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  製材・加工  (FF05032S) ,  森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (4件)： カビ ,  生育 ,  木材 ,  メタ分析