抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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知的機械の研究は,人工知能(AI;Artificial Intelligence)派と,知能拡張(IA;Intelligent Amplifier)の2つの派閥の競合の歴史である。AIは,安全性・信頼性を高めるため,意思決定の「ループ」には人間を入れず,機械で人間を代替えしようとしている。IAは,意思決定の「ループ」に人間を入れて,機械によって人間の知能を拡張しようとする立場である。この2つの流れがともに知的発展のためには重要であるが,AI派は,人間をディジタルコンピュータによるAIに置き換え得ることで人間を排除していく思想で,将来的には人間から仕事を奪う道筋につながるが,IA派は,人間の知能を拡張し,人間の知的活動や仕事を支援するため,知的機械を活用する方向性を有する。人間を拡張するか置き換えるか,一部の人間を置き換えることによって,置き換えられた人々を含むわれわれ人間を拡張するかは,決めるのは,マシンではなく,設計者次第である。