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J-GLOBAL ID：201702224604161710   整理番号：17A1440862

自然の動物集団におけるエピジェネティクス【Powered by NICT】

Epigenetics in natural animal populations

著者 (2件)： Hu J. (Redpath Museum and Department of Biology, McGill University, Montreal, QC, Canada) ,  Barrett R. D. H. (Redpath Museum and Department of Biology, McGill University, Montreal, QC, Canada)
資料名： Journal of Evolutionary Biology  (Journal of Evolutionary Biology)
巻： 30  号： 9  ページ： 1612-1632  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0534A  ISSN： 1010-061X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 表現型可塑性は環境変化から自身を緩衝する集団のための重要な機構である。長自然個体群は,塑性の程度の遺伝的変異を持っていることが認識されてきたが,最近の証拠は後成的変化も表現型応答を形成するのに重要な役割を果たす可能性があることを示唆した。遺伝的変異と比較して,後成的変異は突然変異の高い自然発生率と環境入力に対してより敏感な反応を有する可能性が高かった。本総説では,第一世代の中及び世代を通しての環境仲介後成的効果を明らかにするために動物において後成的にコードされる熱可塑性に関する最近の研究の概観を提供した。第二に,天然動物個体群における個体群エピジェネティクスを調べることにより適応中の後成的効果の役割を考察した。最後に,遺伝的変異とその継代の後成的安定性から自律性に依存する後成的変異の進化の可能性を評価した。後成的変異と表現型可塑性の間の因果リンクの多くは不明のままであるが,新しいデータは,自然集団の進化を促進する後成的変異の役割を検討した。生態学的後成的遺伝学の最近の進歩は,気候変動に適応するための生物の能力の予測モデルを生成するための助けとなるであろう。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 予測モデル ,  表現型 ,  *動物 ,  文献展望 ,  個体群 ,  生態学 ,  変異 ,  *エピジェネティクス ,  塑性 ,  気候変動 ,  突然変異
準シソーラス用語： 動物個体群 ,  遺伝的変異 ,  環境変化 ,  表現型可塑性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： エピジェネティクス ,  進化 ,  動物 ,  表現型可塑性 ,  環境変化 ,  温度 ,  強調

分類 (3件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  進化論一般  (EC03010Q) ,  発癌機序・因子  (GE02020C)

タイトルに関連する用語 (3件)： 動物 ,  集団 ,  エピジェネティクス