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J-GLOBAL ID:201702224609256298   整理番号:17A1237273

マウスにおける肝脂肪症と脂肪性肝炎に対する内因性プラスマロゲンの保護的役割【Powered by NICT】

Protective role of endogenous plasmalogens against hepatic steatosis and steatohepatitis in mice
著者 (29件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 416-431  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0889A  ISSN: 0270-9139  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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肝臓における遊離コレステロール(FC)蓄積を非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の重要な病原性機構である。細胞膜の重要な構造成分,プラスマローゲンは内因性抗酸化剤として作用し,主に肝臓で合成した。しかし,代謝性肝疾患における肝プラスマローゲンの役割は不明である。本研究では,プラスマローゲン,glyceronephosphate O-アシルトランスフェラーゼ(Gnpat;プラスマローゲン生合成の律速酵素)の発現,とPparαの発現を含むドコサヘキサエン酸(DHA)の肝臓レベルは肝臓におけるFCの蓄積により引き起こされたNASHマウスにおいて低いことが分かった。FCのシクロデキストリン誘導の欠失は培養肝細胞におけるステロール調節要素結合蛋白質2発現を増加させることによってΔ-6デサチュラーゼをトランス活性化した。Δ-6デサチュラーゼ活性化の主生成物,DHAはGNPATを活性化し,それによって高い肝臓FCと減少したGnpat発現の間の関係を説明した。Gnpat低分子干渉RNA処理は培養肝細胞におけるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体α(Pparα)発現を有意に減少させた。GNPATに加えて,DHAはPparαとその標的遺伝子のPPARαと発現増加を活性化し,DHA含有プラスマロゲン中のDHAはPPARαの活性化に寄与していることを示唆した。プラスマロゲン前駆体の投与,アルキルグリセロール(AG)は,脂肪酸酸化のPPARα依存増加を介して肝臓脂肪症およびNASHを防止した。Gnpat~+/ マウスは肝臓脂質蓄積に敏感であり,NASH開発に対するフルバスタチンの予防効果への応答性は低く,内因性プラスマローゲンは肝臓脂肪症およびNASHを防ぐことを示唆した。NASHを有する動物で【結論】増加した肝臓FCはプラスマローゲンを減少させ,それにより肝細胞障害とNASH動物を敏感にする。著者らの知見は,GNPAT調節を介して肝FCおよびプラスマローゲンホメオスタシスの間の新しい連結を明らかにする。肝プラスマローゲンレベルを増加させることをAGまたは他の薬剤の更なる研究は,NASHに対する新規治療戦略を同定する可能性がある。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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消化器の疾患  ,  消化器の基礎医学 

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