文献

J-GLOBAL ID：201702224754913213   整理番号：17A0340709

オミクス解析による根寄生雑草選択的除草剤の標的探索

著者 (1件)： 岡澤敦司 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科)
資料名： 日本農薬学会誌  (Japanese Journal of Pesticide Science)
巻： 42  号： 1  ページ： 84-90  発行年： 2017年02月20日 
JST資料番号： F1156A  ISSN： 2187-0365  CODEN： NNGIBJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 根寄生性のハマウツボ科植物は,世界各地で農業に被害をもたらしている。根寄生植物は宿主依存的であり,宿主の根から分泌されるストリゴラクトンを発芽促進物質として受容している。筆者らは,ヤセウツボの発芽についてメタボローム解析を行った結果,プランテオースが発芽の進行に伴って顕著に減少することを見出した。特異的除草剤開発をめざして,トランスクリプトーム解析も行っている。根寄生植物の被害を軽減するためには,抵抗性品種の開発が重要であるが,そのためには宿主選択性の分子機構の解明が必須である。

シソーラス用語： ハマウツボ科 ,  *寄生植物 ,  ラクトン ,  *代謝産物 ,  解析 ,  トランスクリプトーム ,  遺伝学実験技術 ,  *除草剤 ,  栽培品種 ,  雑草防除
準シソーラス用語： *根寄生植物 ,  ストリゴラクトン ,  ヤセウツボ ,  宿主特異性 ,  メタボローム ,  メタボローム解析 ,  トランスクリプトーム解析 ,  抵抗性品種

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  雑草に対する農薬  (FB06030F)

物質索引 (1件)： プランテオース

引用文献 (36件)：

• 1) C. Parker: “Parasitic Orobanchaceae,” ed. by D. M. Joel, J. Gressel and L. J. Musselman, Springer-Verlag, Berlin Heidelberg, pp. 313-344, 2013.
• 2) J. Virtue, J. Prider and A. Williams: Plant Prot. Q. 29, 46-54 (2014).
• 3) J. D. Graves, M. C. Press and G. R. Stewart: Plant Cell Environ. 12, 101-107 (1989).
• 4) A. L. Gurney, M. C. Press and J. K. Ransom: J. Exp. Bot. 46, 1817-1823 (1995).
• 5) T. Inoue, Y. Yamauchi, A. H. Eltayeb, H. Samejima, A. G. T. Babiker and Y. Sugimoto: Biol. Plant. 57, 773-777 (2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： オミクス ,  解析 ,  根寄生雑草 ,  除草剤 ,  標的 ,  探索