抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2000年代に入って急速な経済成長を遂げた中国だが,近年は各種産業で需要の頭打ちが目立つ。また大都市圏でPM2.5の濃度が非常に高くなるなど,大気汚染問題が深刻化し,経済活動の一部を抑制する動きがでてきた。その影響が,世界的なモーターショーであるオート上海に強く表れ,「会場の活気が乏しい」という声が,上がった。中国政府は2017~2018年をめどに,NEW法(ニュー・エネルギー・ヴィークル規制法)を施行する。NEW法は,カリフォルニア州の大気保全委員会が制定したZEV法(ゼロ・エミッション・ヴィークル規制法)のように,各自動車メーカーにEVやFCVの販売台数を規定する法律である。中国で自動車メーカーは,「NEW法ありきの」の路線をとらざるを得ない。もう1つ,上海で起きている交通に関する社会現象は,乗り捨て自由型の自転車ライドシェアリングである。昨年春から始まったサービスだが,10~20代を中心に急速に需要が拡大している。このように中国では,自動車産業や公共交通で,様々な試みが行政主導型で実用化されている。