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J-GLOBAL ID：201702224812279423   整理番号：17A0306268

世界のアニマルウェルフェア-畜産革命の新展開と日本の対応-

著者 (1件)： 松木洋一
資料名： 酪農ジャーナル  (Dairy Journal)
巻： 70  号： 3  ページ： 23-25  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： L0363A  ISSN： 0916-3360  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,日本社会に押し寄せている世界の畜産革命につきあらためて捉え直し,日本の畜産関係者や消費者がいかにアニマルウェルフェア(AW)に対応しつつあるか紹介した。OIEにおける世界家畜福祉ガイドラインの推移,そして,OIE世界家畜福祉基準と国際的な企業活動との連携につき解説した。日本のAWフードシステムの課題について,消費者アンケートでは動物愛護への関心は8割と高いが,その対象はペットや動物園の動物であり,家畜に対しては6%に過ぎない。2007年以来,採卵鶏,ブタ,ブロイラー,乳牛,肉牛,ウマのAW飼養管理指針が順次策定され,2013年3月に完成した。今後は米国のように生産者団体による自主的ガイドラインの策定が期待される。AWに対して欧米に遅れている日本が2020年の東京オリンピックにおけるAW食材の準備プロジェクトが注目される。2016年には「アニマルウェルフェア畜産協会」によるAW認証が始まっている。また,同年5月に全国16農場の生産者が自らAWを普及する運動組織を設立しAWFCのロゴマークを制定した。近年,日本において生産者,企業,市民団体によるAW社会の時代が始まった。

シソーラス用語： 日本 ,  世界 ,  技術革新 ,  *動物福祉 ,  指針 ,  アンケート ,  愛玩動物 ,  動物 ,  家畜 ,  生産者
準シソーラス用語： *アニマルウェルフェア ,  ガイドライン ,  フードシステム ,  ロゴマーク ,  OIE ,  ペット ,  産業革命 ,  飼養管理 ,  消費者意識 ,  *畜産革命 ,  動物愛護 ,  動物園の動物

分類 (1件)： 家畜の飼養一般  (FD02010N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 世界 ,  アニマルウェルフェア ,  畜産 ,  展開 ,  日本