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J-GLOBAL ID:201702224832625887   整理番号:17A1076163

河口の植物プランクトンおよび浮遊底生微細藻の個体群における空間的変動性

Spatial variability in an estuarine phytoplankton and suspended microphytobenthos community
著者 (3件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 190-200(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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河口の物質循環構造は,水柱において植物プランクトンと浮遊底生微細藻の両方の存在に依存する。しかし,河口における浮遊底生微細藻と植物プランクトンの空間分布は,あまり理解されていない。本研究では,水柱における浮遊底生微細藻と植物プランクトンの存在量を2015年4月から10月まで,日本のフレン湖の塩分勾配に沿って調査した。調査期間を通して,表層および底層の塩分は,水平に<10から>30に変化した。植物プランクトンは,湖の水路学の特徴と水質の結果から,中間塩層水において総細胞量のうち占領を増加させる主要な原因物質であった。表層水および底層水での浮遊底生微細藻細胞は,塩分の増加とともに減少し,深度勾配の影響を受けた。浮遊底生微細藻細胞の存在量は,深度とともに増加し(それぞれ表層水および底層水における総細胞存在量の~10および20%),それは海底の底生微細藻から誘導されたことを示した。支配的な浮遊底生微細分類群(Cocconeis spp.およびMelosira varians)は,主にオリゴおよび中間塩層水に分布し,中間塩層底部水でピークを示した。対照的に,主要な植物プランクトン分類(Skeletonema spp.,Heterocapsa triquetra,およびProrocentrum spp.)は,異なる塩分レベルで豊富であった。水柱中の支配的な底生生物の空間分布とプランクトン種は,塩分耐性の影響を受けた。我々の結果は,底生微細藻が,河口における微細藻類の個体群,特に底層水の微細藻類の個体群に貢献する。植物プランクトンと浮遊底生微細藻の定量は,河口の物質循環構造におけるそれらの空間分布の影響をよりよく理解することを可能にすると思われる。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (4件):
分類 (3件):
分類
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植物生態学  ,  海藻類  ,  プランクトン 
引用文献 (50件):
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  • Chihara M, Murano M (1997) An illustrated guide to marine plankton in Japan. Tokai University Press, Tokyo, pp. 3–330.
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