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J-GLOBAL ID：201702224849051902   整理番号：17A1491512

1,10 フェナントロリンとL-プロリンの混合配位子の有機すず(IV)錯体のマイクロ波支援合成:物理化学的キャラクタリゼーション,DFT計算,in vitroでのDNA結合とヌクレアーゼ活性による化学療法可能性検証【Powered by NICT】

Microwave-assisted synthesis of mixed ligands organotin(IV) complexes of 1,10-phenanthroline and l-proline: Physicochemical characterization, DFT calculations, chemotherapeutic potential validation by in vitro DNA binding and nuclease activity

著者 (3件)： Nath Mala (Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Roorkee, Roorkee 247667, India.) ,  Mridula (Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Roorkee, Roorkee 247667, India.) ,  Kumari Ranjana (Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Roorkee, Roorkee 247667, India.)
資料名： Journal of Photochemistry and Photobiology B: Biology  (Journal of Photochemistry and Photobiology B: Biology)
巻： 174  ページ： 182-194  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0049A  ISSN： 1011-1344  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： L-プロリン(HPro)のジオルガノすず(IV)およびトリフェニルすず(IV)誘導体は,一般式R_2Sn(Pro)2(R=n-Bu(1),Ph(2))およびPh_3Sn(Pro)(3)を,それぞれ,一般式[R_2Sn(Pro)(Phen)Cl]および[R_3Sn(Pro)(Phen)](ここで,R=Me(4及び7),n-Bu(5と8),Ph(6および9))とL-プロリンと1,10 フェナントロリン(phen)の混合配位子ジ/トリオルガノすず(IV)誘導体を,マイクロ波支援法により合成し,元素分析,IR,NMR(~1時間,~13Cおよび~119Sn)とDART質量スペクトル研究によって特性化した。結果はR_2Sn(Pro)2の二冠四面体またはねじれた台形両錐構造,Ph_3Sn(Pro)の歪んだ四面体幾何学とSn原子の周りの[R_2Sn(Pro)(Phen)Cl]および[Ph_3Sn(Pro)(Phen)]の歪んだ八面体構造を示唆し,同じことを密度汎関数理論計算(DFT)により検証した。1 9のin vitro DNA結合研究を,UV-Vis,蛍光および円偏光二色性滴定,粘度とDNA溶融実験により調べた。UV-Visおよび蛍光研究で観察された淡色シフトはCT-DNAへの複合体の結合の部分的なインターカレートモードを明らかにした。結合親和性と消光能力は,固有の結合定数(K)とStern-Volmer消光定数(Ksv)の観点から定量化した。定量値はジ-及びL-プロリンのトリオルガノすず(IV)誘導体はL-プロリンと1,10 フェナントロリンの混合配位子ジ/トリオルガノすず(IV)誘導体と比較して,CT-DNAと結合する低い親和性を持つことを示唆する。CT DNAとこれらの錯体の結合の部分的なインターカレートモードが,DNAの粘度と融点の変化だけでなく,円偏光二色性スペクトルにおける正と負のバンドの強度の変化によって支持された。アガロースゲル電気泳動による分解研究は,全ての錯体によるその切断型へと9の存在下での線形形式にもスーパーコイルプラスミドDNAの効率的開裂を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 消光 ,  蛍光 ,  *in vitro実験 ,  円偏光二色スペクトル ,  *キャラクタリゼーション ,  円偏光二色性 ,  親和性 ,  *錯体 ,  *DNA【核酸】 ,  元素分析 ,  *密度汎関数法 ,  融点 ,  粘度 ,  *スズ
準シソーラス用語： *DNA結合 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 有機すず(IV)錯体 ,  マイクロ波支援合成 ,  DFT ,  DNA相互作用 ,  pBR322プラスミド開裂

分類 (2件)： 有機すず・鉛・ポロニウム化合物  (CF09040U) ,  非遷移金属元素の錯体  (CE01030C)

タイトルに関連する用語 (13件)： フェナントロリン ,  L-プロリン ,  配位子 ,  すず ,  錯体 ,  マイクロ波支援合成 ,  キャラクタリゼーション ,  DFT計算 ,  DNA結合 ,  ヌクレアーゼ活性 ,  化学療法 ,  可能性 ,  検証