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J-GLOBAL ID:201702224908455328   整理番号:17A1553252

慢性高用量魚油はマウスにおけるアルコール性脂肪性肝炎における腸肝軸損傷を悪化させる:クッパー細胞分極不均衡におけるエンドトキシンとIL-4の役割【Powered by NICT】

Chronic high-dosage fish oil exacerbates gut-liver axis injury in alcoholic steatohepatitis in mice: the roles of endotoxin and IL-4 in Kupffer cell polarization imbalance
著者 (9件):
資料名:
巻:号:ページ: 611-620  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2471A  ISSN: 2045-4538  CODEN: TROEE8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,腸タイトジャンクション(TJ)とクッパー細胞分極は魚油またはオメガ-3脂肪酸への過剰曝露の潜在的副作用を明らかにするためにアルコール性脂肪性肝炎(ASH)マウスモデルで検討した。マウスはエタノールと魚油を含む液体飼料を不断給餌した。一方,エタノールは過度の飲酒をシミュレートするために強制飼養により各5 7日を投与した。7~日過食後,脂肪症,壊死,炎症性浸潤,架橋線維症は組織学的染色により肝臓で観察された。13~日過食後,肝臓,血清,および小腸におけるKupffer細胞M1/M2表現型の誘導剤,マーカーと他の下流遺伝子/蛋白質を分析した。結果は慢性高用量魚油単独のは試験した大部分の遺伝子のmRNAレベルを低下させ,腸閉鎖帯-1局在を損傷し,M2クッパー細胞の数を低減する傾向を示したことを示唆した。一方,魚油とエタノールの併用は,腸TJを損傷し,肝臓における増加エンドトキシンレベルをもたらした。腸管由来エンドトキシン偏光Kupffer細胞M1表現型が,M2表現型(マーカーCD163およびCD204)を持つ細胞の数は減少した。M2クッパー細胞誘導因子,インターロイキン-4(IL 4)も減少した。さらに,in vitro実験は,IL-4は264.7細胞におけるエイコサペンタエン酸誘発CD163およびCD204mRNA抑制を逆転させることを示した。全体として,著者らの結果は魚油の慢性的高用量はマウスにおけるアルコール性肝疾患における腸肝軸損傷を悪化させ,endotoxin/IL- 4誘発Kupffer細胞分極不均衡がこの過程に重要な役割を果たしている可能性があることを示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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消化器の基礎医学  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
タイトルに関連する用語 (15件):
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