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J-GLOBAL ID：201702225076898934   整理番号：17A0514758

高齢者の冷房を使用する理由と設定室温-エアコンの使用に関する実態調査-

REQUIREMENT AND SET TEMPERATURE WHEN A SENIOR USES AN AC-Survey about actual condition of use of air-conditioners-

著者 (1件)： 糸井川高穂 (宇都宮大 地域デザイン科学)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 734  ページ： 377-383  発行年： 2017年04月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱中症による救急搬送の大半は高齢者である。エアコンが広く普及しているのに,熱中症は発生している。本研究では60歳以上の高齢者を対象とし,エアコンの使用/不使用や設定温度に対する主観や判断基準を明らかにする。実態調査は,栃木県の60歳以上の高齢者を対象とし,2014年10月に実施した。300世帯にアンケートを配布し,106世帯から回答を得た。実態調査の結果,エアコンの設定室温に,性別の違いや部屋の用途の違いは見られず,平均は26.5°Cである事が解った。又,エアコンを使用しないと決める主な要因は,耐えられる温湿度と,気流がある事及び節約の意識である事も解った。

シソーラス用語： *空気調和装置 ,  *温度 ,  *老人 ,  冷房 ,  実態調査 ,  熱中症 ,  輸送 ,  評価 ,  判定基準 ,  栃木県 ,  部屋 ,  気象要素 ,  気流 ,  節約
準シソーラス用語： *エアコン ,  *設定温度 ,  *高齢者 ,  救急搬送 ,  主観 ,  性別 ,  温湿度

分類 (1件)： 冷房  (PC02030Q)

引用文献 (23件)：

• 1) 総務省:平成26年9月及び夏期の熱中症による救急搬送の状況,2014.10
• 2) 厚生労働省熱中症対策に関する検討会:Heatstroke STUDY2010と今後の活動計画について, 日本救急医学会, 第1回熱中症対策に関する検討会, 2014.6
• 3) 井上芳光:子どもと高齢者の熱中症予防策、日本生気象学会雑誌、Vol. 41, No. 1, pp. 61-66, 2004.11
• 4) 小川徳雄:老若男女の温熱生理学(2)-性差と加齢の影響-,人間と生活環境,Vol. 4,No. 1,pp2-7,1996.12
• 5) 総務省統計局:話題の数字 No. 17-88.1%-ルームエアコンの普及率,2014.8

タイトルに関連する用語 (4件)： 冷房 ,  室温 ,  エアコン ,  実態調査