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J-GLOBAL ID：201702225170822407   整理番号：17A1801782

ハタネズミ属における精子凍結保存および人工授精-希少-野生小型げっ歯類のモデルとして-

著者 (2件)： 岡田幸之助 (日本獣医生命科大 応用生命科学) ,  影山敦子 (実験動物中央研 応用発生学研究セ)
資料名： 日本胚移植学雑誌  (日本はい移植学雑誌)
巻： 39  号： 3  ページ： 189-194  発行年： 2017年09月29日 
JST資料番号： Y0210B  ISSN： 1341-2965  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本固有種であるホンドハタネズミ(Microtus montebelli)の精子凍結と人工授精に関する近年の結果を紹介するとともに,当研究室で維持管理しているユーラシアハタネズミ(M.arvalis)およびロシアハタネズミ(M.rossiaemeridionalis)の精子凍結について述べた。ホンドハタネズミ精子の凍結保存では,マウス精子凍結保存法がホンドハタネズミ精子にも十分に応用できることを示した。また,凍結容器(凍結ストローと凍結チューブ)が融解後の精子運動性および生存性に及ぼす影響を調べた結果,精子運動性および生存性について両容器での有意差は認められなかった。さらに,ホンドハタネズミでの精子凍結法および人工授精は,概ね実践的な方法を確立できた。ユーラシアハタネズミとロシアハタネズミ精子の凍結保存では,満足のいく結果が得られたが,人工授精ではまだ満足のいく状態には至っていない。

シソーラス用語： *ハタネズミ属 ,  マウス ,  *精子 ,  凍結保存 ,  人工受精 ,  繁殖管理 ,  細胞運動
準シソーラス用語： Microtus montebelli ,  *ホンドハタネズミ ,  ユーラシアハタネズミ ,  ロシアハタネズミ ,  生存性 ,  精子運動性

分類 (2件)： 繁殖管理  (FD01030C) ,  その他の動物の飼養  (FD06040W)

引用文献 (35件)：

• Small, E. (2012), Biodiversity, 13: 1-16.
• Small, E. (2012), Biodiversity, 13: 37-53.
• The International Union for Conservation of Nature; IUCN, RED LIST (2017-1).
• 川村麟也,池田嘉平(1935),動物学雑誌, 47:90-101.
• Kudo, H. & Y. Oki (1984), Vet. Res. Commun., 8: 77-91.

タイトルに関連する用語 (5件)： ハタネズミ属 ,  精子凍結保存 ,  人工授精 ,  げっ歯類 ,  モデル