文献

J-GLOBAL ID：201702225245913748   整理番号：17A1486993

移植失敗を減少させるための制御された塩ストレスとβ-アミノ酪酸シグナリングを用いた【Powered by NICT】

Using controlled salt stress and β-aminobutyric acid signaling to decrease transplant failure

著者 (4件)： Karimi Soheil (Department of Horticulture, College of Aburaihan, University of Tehran, Tehran, Iran) ,  Mirfattahi Zahra (Department of Horticulture, College of Aburaihan, University of Tehran, Tehran, Iran) ,  Ferguson Louise (Department of Plant Sciences, University of California Davis, CA, USA) ,  Tavallali Vahid (Department of Agriculture, Payame Noor University (PNU), Tehran, Iran)
資料名： Scientia Horticulturae  (Scientia Horticulturae)
巻： 225  ページ： 156-162  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1940A  ISSN： 0304-4238  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 移植後根損傷,熱と乾燥は移植失敗を引き起こす可能性があることを非生物的ストレスである。根外傷による移植不全を防止し,高温乾燥条件で成長させるためのストレスシグナル伝達をモデル植物として,移植に非常に敏感な種,Pistacia veraを用いて評価した。ピスタチオ実生を100mm CaCl_2100mM KNO_3,50mm CaCl_2mM KNO_3を用いた塩ストレス,および2.0mMのβ-アミノ酪酸(BABA)の三葉面散布7日間曝露によりプライミング処理した。根長の30%を除去した後,植物を高温乾燥条件下で成長させた60日間飼育した。有意な増加がプライミング処理後の細胞膜熱安定性とプロリンとマロンジアルデヒド葉濃度で観察された。BABAとKNO_3処理は葉H_2O_2含有量を26%増加させ,KNO_3+CaCl_2処理は63%を増加させた。プライム植物の切断葉は,プライミングされた植物の葉よりも迅速に水を失った。BABAとKNO_3+CaCl_2処理は葉からの水損失を制限することで最も効果的であった。移植はすべての非プライム植物体を殺した。CaCl_2処理は42.9%とKNO_3+CaCl_2処理による移植生存を100%増加させた。BABAとKNO_3プライミングされた植物の生存率は57.1%であった。これらの結果は,制御された塩ストレスは移植ショックを制御するための簡単,迅速かつ効率的な方法であることを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 後根 ,  細胞膜 ,  水損失 ,  実生 ,  熱安定性 ,  生存率 ,  *葉面散布 ,  脂肪族アルデヒド ,  アミノ酸 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： 根長 ,  ピスタチオ ,  モデル植物 ,  非生物的ストレス ,  *塩分ストレス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 過酸化水素 ,  マロンジアルデヒド ,  ピスタチオ ,  プロリン ,  気孔 ,  水損失率

分類 (4件)： 果樹  (FC03042G) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  花き・花木  (FC03044O)

物質索引 (3件)： マロンジアルデヒド ,  プロリン ,  β-アミノ酪酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 移植 ,  失敗 ,  塩ストレス ,  β-アミノ酪酸 ,  シグナリング