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J-GLOBAL ID：201702225334264316   整理番号：17A0336376

明治期東京におけるアドレスジオコーディングシステムの構築

Development of an Address Geocoding System in Tokyo in the Meiji Era

著者 (2件)： 石川和樹 (首都大学東京 大学院) ,  中山大地 (首都大学東京)
資料名： 地理学評論  (Geographical Review of Japan Series A)
巻： 90  号： 2  ページ： 125-136  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： L0477B  ISSN： 1883-4388  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,地理情報システムを用いた歴史地理学研究が活発化しており,歴史的な地理情報の整備が進んでいる。しかし整備には多くの時間を費やし,また大量の歴史的な地理情報の取得や作成に適したシステムの整備は不十分である。住所を位置座標に変換する手法であるアドレスジオコーディングを用いたシステムは存在しているが,どれも現在の住所を対象とするものであり,明治・大正期の住所は扱うことができない。そこで本研究では旧東京市15区の住所を位置座標に変換するシステムを構築し,歴史的な住所を位置座標に変換する作業の効率化を図った。処理時間について計測を行った結果,十分実用的な速度で動作することを確認した。また,時期の異なる住所による認識率の比較を行った結果,1890年代から1920年代の住所において高い認識率を示すことが明らかとなった。構築したシステムは「近代東京ジオコーディングシステム」という名称で公開した。(著者抄録)

シソーラス用語： 東京都 ,  地理情報システム ,  情報 ,  位置 ,  地理学 ,  データベース ,  計算機アルゴリズム ,  *座標変換 ,  歴史 ,  検索アルゴリズム ,  *住所 ,  地理情報
準シソーラス用語： *ジオコーディング ,  明治時代 ,  歴史地理学

分類 (1件)： 応用測量,その他  (RC02060Z)

引用文献 (14件)：

• 石川和樹・中山大地 2015.DPマッチングを用いた地名の類似性と時間変化に関する研究(第2報).日本地理学会2015年度春季学術大会発表要旨集 87:321.
• 桶谷猪久夫 2009.地図・地名データベース.研究報告人文科学とコンピュータ(CH)83(3):1-8.
• 川口 洋 2012.デジタル地名辞書の発展に向けて-地理学の立場から-.HGIS研究協議会編『歴史GISの地平-景観・環境・地域構造の復原に向けて』89-90.勉誠出版.
• 桐村 喬 2011.日本の六大都市における小地域人口統計資料の収集とデータベース化-近現代都市の歴史GISの構築に向けて-.じんもんこん2011論文集2011:169-176.
• 小池司朗 2003.GISの歴史的人口分布研究への適用可能性.人口学研究 32:14-18.

タイトルに関連する用語 (3件)： 明治期 ,  東京 ,  構築