抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地盤環境問題において,土中の物質移動メカニズムの全体像を把握することは重要なことである。本研究では地盤環境における物質移動のリアルタイム・モニタリング手法の開発に重点をおき,土の含水量およびNAPL(Non-Aqueous Phase Liquid)含有量測定はADR(Amplitude Domain Reflectometry)法を採用し,サクションの測定にはマイクロテンシオメーター(MT)を用いてこれらのプローブの信頼性を調べた。さらに,2,3の工学的応用として,上記ADR-MT法を用いたNAPLによる大型土壌カラム試験では,降油の物質移動に関する含油量・サクションの同時測定をADRプローブやMTにより,水平に120°間隔で三方向に,かつ深さごとに設置し,これらのモニタリングを行った。その結果,本モニタリング手法により,土壌カラムおよび土槽内の深度ごとの経過時間における含油(水)量・サクションの分布状況をプロファイリングできることがわかった。(著者抄録)