抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動運転システムは,ドライバに代わって周辺監視の役割をシステムが負うので,非常に高い周辺認識性能と自然環境に対するロバスト性が求められる。自動運転の普及には,車載センサは小型かつ低コストである必要がある。以上の背景より,必要な性能を見極めつつ,原理確認,詳細設計,試作および実証までを含めた研究開発を,協調領域として産学官が連携して実施した。次世代周辺環境認識技術(LIDAR技術開発)の開発では,自動運転(レベル3以上)に必要な周辺環境認識性能を特定シナリオ(子供飛出し)をもとに導出し,さらにLIDAR用認識アルゴリズムを使ってセンサ目標性能(分解能,周波数など)を導出した。この目標性能を小型かつ低コストで実現するために,MEMS技術をレーザ光二次元走査に活用したLIDARシステムの技術課題を抽出して検証した。受光感度特性の予実比較によって抽出した光学系課題,MEMSマイクロミラーの設計・試作・評価によって抽出したMEMS課題,MEMSマイクロミラーを駆動評価して抽出した制御課題などを本稿にて紹介した。全天候型白線識別技術(ミリ波レーダ適用技術)開発の結果は次の通りである。等間隔に敷設された凹凸構造を有するリブ式高輝度白線は,高速道路などの一部にすでに敷設されている。高精度ミリ波レーダを用いて,リブ式高輝度白線との相対位置を把握できることを原理確認した。