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J-GLOBAL ID:201702225454951614   整理番号:17A1167851

葉緑体ATPシンターゼは光化学系Iにおける活性酸素種の産生を防止するプロトン駆動力を構築する【Powered by NICT】

Chloroplastic ATP synthase builds up a proton motive force preventing production of reactive oxygen species in photosystem I
著者 (15件):
資料名:
巻: 91  号:ページ: 306-324  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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光合成電子伝達(PET)鎖の還元は避けるべきである,還元電子キャリアの蓄積は,チラコイド膜の光化学系I(PSI)内に反応性酸素種(ROS)を産生すると葉緑体への酸化的損傷を引き起こすからである。チラコイド膜におけるROSの生産を防止するためにH~+勾配(ΔpH)はPET鎖の過還元状態を抑制するチラコイド膜を横切って構築する必要がある。本研究では,高等植物における照射下でΔpH形成を刺激する重要な要素を同定することを目的とした。これを行うために,エチルメタンスルホン酸(EMS)処理したArabidopsis thaliana,ΔpHの形成が障害されるとPET鎖は,照明下の過還元をスクリーニングした。続いて,葉緑体CF_0CF_1ATPシンターゼのγサブユニット,hope2と呼ばれるにミスセンス変異を持つ対立遺伝子変異体を単離した。hope2はCF_0CF_1ATPシンターゼによるチラコイド膜の内腔に間質側から高いH~+流出活性のために光合成中のΔpHの形成を抑制することを見出した。さらに,PSIは野生型(WT)植物よりhope2におけるより還元された状態で,hope2した照射下でWTよりPSI光阻害に対してより脆弱である。これらの結果は,葉緑体CF_0CF_1ATPシンターゼはチラコイド膜を横切るH~+流出活性を調節することによりPET鎖,特にPSIの酸化還元状態を調節することを示唆した。著者らの知見は,CF_0CF_1ATPシンターゼに依存してΔpHのビルドアップの重要性反応中心クロロフィルPSIにおけるP700の酸化還元状態を調節し,光合成中のPSIにおけるROSの産生を抑制することを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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光合成 

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