文献

J-GLOBAL ID：201702225543521740   整理番号：17A0503732

前立腺癌における長鎖非コードRNA(LncRNA)の現在の識見

Current Insights into Long Non-Coding RNAs (LncRNAs) in Prostate Cancer

著者 (7件)： SMOLLE Maria A. (Medical Univ. Graz, Graz, AUT) ,  BAUERNHOFER Thomas (Medical Univ. Graz, Graz, AUT) ,  PUMMER Karl (Medical Univ. Graz, Graz, AUT) ,  CALIN George A. (Univ. Texas MD Anderson Cancer, TX, USA) ,  CALIN George A. (Univ. Texas MD Anderson Cancer Center, TX, USA) ,  PICHLER Martin (Medical Univ. Graz, Graz, AUT) ,  PICHLER Martin (Univ. Texas MD Anderson Cancer, TX, USA)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 2  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の悪性新生物の発症における長鎖非コードRNA(LncRNA)の重要性は最近数年間を通して明らかにされてきた。これらの調節不全はしばしば腫瘍進行に寄与し,または同進行をもたらす。男性の最も一般的な悪性新生物である前立腺癌において,lncRNAは去勢抵抗性,細胞増殖,侵襲および転移拡散を促進可能である。lncRNAの発現パターンは腫瘍進行過程でしばしば変化する。すなわち,それらの発現レベルは定常的に上昇(例えば,HOX転写アンチセンスRNA,HOTAIR),または徐々に低下(例えば,癌における下方制御RNA,DRAIC)するかもしれない。前立腺癌では,lncRNAは診断的(例えば,前立腺癌抗原3,PCA3),予後的(例えば,前立腺に関連した第2染色体遺伝子座-1,SChLAP1)および予見的(例えば,転移関連肺腺癌転写産物-1,MALAT-1)機能を有する。前立腺癌におけるそれらの動的役割を考慮すると,lncRNAは治療標的にもなり,去勢抵抗性の発症の予防と,安定疾患の維持と転移拡散の予防を助けるかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *RNA【核酸】 ,  *前立腺腫瘍 ,  腫瘍 ,  腫瘍過程 ,  腫瘍進行度 ,  薬理作用 ,  ダウンレギュレーション ,  腫瘍抗原 ,  腺癌 ,  肺腫瘍
準シソーラス用語： *長鎖非コードRNA ,  *去勢抵抗性前立腺癌 ,  悪性新生物 ,  腫瘍進行 ,  細胞増殖促進作用 ,  侵襲 ,  遺伝子発現パターン ,  下方制御 ,  癌抗原 ,  肺腺癌 ,  *治療標的

分類 (4件)： 生物学的機能  (EB04020F) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  泌尿生殖器の腫よう  (GM04000S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 前立腺癌 ,  長鎖非コードRNA ,  lncRNA