文献

J-GLOBAL ID：201702225545023810   整理番号：17A0522622

国民経済計算の平成23年基準改定 SNAをめぐる国際的議論の潮流

著者 (2件)： 中村洋一 (法政大 理工) ,  中村洋一 (統計委)
資料名： Estrela  (Estrela)
号： 277  ページ： 2-7  発行年： 2017年04月10日 
JST資料番号： L5366A  ISSN： 1343-5647  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国民経済計算体系(SNA)は国連,OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development),IMF(International Monetary Fund),世界銀行,EU(European Union)とそのISWGNA(Inter-Secretariat Working Group on National Accounts),及びAEG(Advisory Expert Group)を中心に議論されている。本論文では,2008SNA以降に研究課題とされた,1)グローバル化をめぐる諸問題,2)統計単位の問題,3)資産領域の拡大,4)家計部門の分配問題について述べた。また,1993SNAで導入された間接的に計測される金融仲介サービスFISIM(Financial Intermediation Services Indirectly Measured)の論点として,i)リスクプレミアムが含まれるとするべきか,ii)満期構成を反映すべきか,iii)輸出入での通貨,iv)i)~iii)のFISIMの実質化への影響を説明した。同様に2008SNAで残された課題である取引可能な温暖化効果ガス排出権の取扱いについても論じた。

シソーラス用語： *経済計算 ,  経済協力開発機構 ,  欧州連合 ,  温室効果ガス ,  *温室効果ガス排出量 ,  評価基準 ,  惑星間磁場 ,  銀行 ,  国際機関 ,  *統計的方法 ,  貨幣 ,  取引 ,  *国民経済計算
準シソーラス用語： EU【欧州】 ,  IMF ,  グローバリゼーション ,  OECD ,  温暖化ガス ,  *温暖化ガス排出量 ,  世界銀行 ,  通貨 ,  輸出入

分類 (3件)： 産業経済  (KA02000Y) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (9件)：

• ダイアン・コイル(2015)『GDP〈小さくて大きな数字〉の歴史』みすず書房.
• ISWGNA (2010) Terms of Reference for a Task Force on Financial Intermediation Services Indirectly Measured (FISIM).
• OECD (2008) Intellectual Assets and Value Creation.
• OECD (2010) International Transactions in Intellectual Property in Multi-Nationals.
• OECD (2014) Measuring Inequality in Income and Consumption in a National Accounts Framework.

タイトルに関連する用語 (4件)： 国民経済計算 ,  改定 ,  議論 ,  潮流