抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;血漿N末端のB型ナトリウム利尿ペプチド前駆体(N terminal pro brain natriuretic peptide,NT-proBNP)と不安定狭心症(Unstable angina pectoris,UAP)の心血管有害事象の関係を分析する。UAP患者の心血管有害事象の予測に参考指標を提供する。方法;当院の2014年2月から2016年2月までに治療した185例のUAP患者を選び、その入院時の血漿NT-proBNP濃度により、中位数と四分位数を分離点とした。患者を4つの群に分け,NT-proBNPI,NT-proBNPII,NT-proBNPIIIおよびNT-proBNPIVの3群に分け,治療後6か月以内の心血管有害事象の発生率を比較した。NT-proBNPによる患者の心血管有害事象のリスク評価の価値を分析する。結果;患者のNT-proBNP分級の上昇に伴い、そのKillip分級I級者の構成比とLVEFはいずれも次第に低下した。NT-proBNPIII群とIV群の患者における有害心血管イベントの発生率は,NT-proBNPI群とNT-proBNPII群より有意に高かった(P<0.05)が,統計的有意差が認められた(P<0.05)。NT-proBNP分類の上昇に伴い、UAP患者の心血管有害事象を予測する効果は徐々に向上し、統計学的有意差が認められ(P<0.05)、ROC曲線により、血漿NT-proBNP濃度は1102.97pg/mLを臨界値とすることが明らかになった。UAP患者における心血管有害事象の感度と特異性は,それぞれ85.73%と73.95%であり,曲線下面積は0.791であった(P<0.05)。結論;UAP患者の入院時の血漿NT-proBNP濃度により、その心血管有害事象の発生リスクを比較的正確に予測でき、臨床予後の評価と治療戦略の調整に参考を提供できる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】