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J-GLOBAL ID:201702225683149835   整理番号:17A1439259

グリコーゲンシンターゼキナーゼ3β(GSK3β)の阻害はSTAT3活性を調節することにより食道扁平上皮癌の進行を抑制する【Powered by NICT】

Inhibition of glycogen synthase kinase 3 beta (GSK3β) suppresses the progression of esophageal squamous cell carcinoma by modifying STAT3 activity
著者 (8件):
資料名:
巻: 56  号: 10  ページ: 2301-2316  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0229A  ISSN: 0899-1987  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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GSK3βは種々の腫瘍の進行に対照的な影響を持つことが報告されているが,食道扁平上皮癌(ESCC)における機能の可能性と関連した分子機構は不明である。ここでは,in vitroおよびin vivoでのESCCの発生におけるGSK3βの発現,機能および分子機構を調べた。全GSK3βの発現は有意に増加したが,GSK3β(Ser9)のリン酸化(不活性化)型は対照と比較して,ESCC患者の癌組織で減少し同時に,GSK3β活性は癌組織で増強されたことを示唆した。さらに病理学的データ分析は,より高いGSK3β発現は分化不良,高い転移率,ESCCの予後不良と関連していることを明らかにした。これらの結果は,GSK3βブロックへの薬理学的阻害剤と特異的siRNAを用いた異なるESCC細胞株で確認された。癌燐酸抗体アレイを用いて,STAT3はGSK3βの標的であることを見出した。GSK3阻害はSTAT3リン酸化を減少し,構成的に活性なGSK3βの過剰発現は逆の効果を有していた。さらに,STAT3阻害はE SCC細胞の移動と生存率に対するGSK3β阻害の効果を模倣する一方,をコードするプラスミド変異体STAT3(Y705F)の過剰発現はこれらの効果を無効にし,これらの結果はさらに臨床病理学的データにより実証された。さらに,GSK3阻害剤(LiCl)および/またはSTAT3阻害剤(WP 1066)は異種移植腫瘍モデルにおいてE SCC細胞の増殖を抑制した。まとめると,これらの結果は,より高いGSK3β発現はin vitroおよびin vivoでのSTAT3を介してE SCC進行を促進し,GSK3βSTAT3シグナル伝達はE SCC治療に対する潜在的な治療標的となる可能性があることを明らかにした。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  消化器の腫よう 

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