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J-GLOBAL ID：201702225944396814   整理番号：17A1102067

電磁生成したハイパー核の崩壊π中間子分光

著者 (1件)： 永尾翔 (東北大 高度教養教育・学生支援機構)
資料名： 原子核研究
巻： 62  号： 1  ページ： 64-74  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： G0084A  ISSN： 0367-4169  CODEN： GEKEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Λハイパー核中のΛ粒子束縛エネルギーは,核媒質中のΛN相互作用の大きさを決める上で重要なインプットであり,その絶対値測定がこれまで写真乾板や(e,e′K⁺)反応分光実験によって行われてきました。我々は,さらに高精度のもとΛ粒子束縛エネルギーを測定するべく,ドイツ・マインツ大学において新しい手法を用いたΛハイパー核質量分光手法を開拓しました。その結果,質量数4のΛハイパー核のひとつである⁴_ΛHの基底状態Λ粒子束縛エネルギーを高精度で測定することに成功しました。本稿では,マインッ大学で創始,開拓した新分光手法について紹介します。なお,本稿は前号記載の山本剛史氏の新人賞記事と相補的な関係がありますので,合わせてご覧いただけると幸いです。(著者抄録)

シソーラス用語： *ハイパー原子核 ,  *Λ粒子 ,  π中間子 ,  h-h相互作用 ,  *結合エネルギー ,  質量分析 ,  基底状態 ,  スペクトロスコピー
準シソーラス用語： π中間子分光 ,  ハドロン-ハドロン相互作用 ,  質量分光分析法 ,  束縛エネルギー ,  分光法

分類 (2件)： ハイパー原子核  (BG02060V) ,  中間子と中間子共鳴  (BF04030Z)

引用文献 (22件)：

• A. Esser, S. Nagao, F. Schulz, P. Achenbach et al.: Phys. Rev. Lett. 114 (2015) 232501.
• 山本剛史: 原子核研究 61巻第2号 (2017) 44.
• W. Gajewski et al.: Nucl. Phys. B1 (1967) 105.
• G. Bohm et al.: Nucl. Phys. B4 (1968) 511.
• M. Juriĉ et al.: Nucl. Phys. B52 (1973) 1.

タイトルに関連する用語 (4件)： ハイパー核 ,  崩壊 ,  π中間子 ,  分光