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J-GLOBAL ID:201702225996003122   整理番号:17A0052333

基礎疾患の肝硬変による慢性肝不全急性増悪(ACLF)患者における急性腎障害(AKI)の発生率,危険因子,及び転帰

Incidence, risk factors and outcomes of acute kidney injury (AKI) in patients with acute-on-chronic liver failure (ACLF) of underlying cirrhosis
著者 (7件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 807-818  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: A1018A  ISSN: 1936-0533  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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急性腎障害(AKI)は,基礎疾患の肝硬変による慢性肝不全急性増悪(ACLF)患者における重篤な合併症である。しかしながら,これらの患者におけるAKIの特徴は,明らかにされていない。本研究の目的は,AKIの発生率及び危険因子と,AKI重症度と移植フリー180日生存率との間の関係を確定することであった。2009年1月から2014年12月まで,単一施設において基礎疾患である肝硬変のACLFを有する患者の後ろ向きコホート分析を行った。International Club of Ascites(ICA)が提案する基準に従ってAkiを定義した。AKIの発生率及び危険因子と,AKIと移植フリー180日生存率との関係を評価した。基礎疾患の肝硬変のACLFを有する1032例の患者のうち,121例(11.72%)は入院時にAKIがあり,319例(30.9%)は入院中にAKIを発症した。AKI発症の4つの独立因子,すなわち,MELDスコア[オッズ比(OR),1.1;95%の信頼区間(CI),1.07?1.14],腹水の存在(OR,3.80;95%のCI,2.13-6.78),敗血症/感染症(OR,2.25;95%のCI,1.66?3.03),急性静脈瘤出血(OR,1.78;95%のCI(1.00-3.19))を含むロジスティック回帰モデルを樹立した。内部及び外部検証外におけるモデルの受信者動作特性下面積はそれぞれ,0.95と0.85であった。軽度A AKI患者は,軽度B AKI(19.0%)患者,あるいはmarked AKI(5.9%)より高い移植フリー180日生存率(23.8%)を有した(すべてのp<0.001)。scrのピーク値が1.5mg/dl未満のAKI患者は,1.5 mg/dl以上の患者と比較して,移植フリー180日生存率がより高かった(23.8%対14.7%,p<0.001)。高い精度でAKIの発症を予測する臨床リスクモデルを開発した。ICA-AKI基準と1.5mg/dlのscrピーク値の組み合わせは,基礎疾患の肝硬変のACLF患者にとって優れた予後予測法となる。Copyright 2016 Asian Pacific Association for the Study of the Liver Translated from English into Japanese by JST.
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消化器の疾患 

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