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J-GLOBAL ID：201702226197933755   整理番号：17A1500145

食物の入手可能性と捕食リスクは,マングローブ湿地遷移生息地における2有肺類腹足類の分布パターンを駆動する【Powered by NICT】

Food availability and predation risk drive the distributional patterns of two pulmonate gastropods in a mangrove-saltmarsh transitional habitat

著者 (6件)： Peng Yisheng (School of Environmental Science and Engineering, Research Center of Wetland Science, Sun Yat-Sen University, Guangzhou 510275, China) ,  Peng Yisheng (School of Environment and Australian Rivers Institute, Griffith University Gold Coast Campus, Queensland 4222, Australia) ,  Peng Yisheng (Guangdong Provincial Key Laboratory of Environmental Pollution Control and Remediation Technology, Sun Yat-Sen University, Guangzhou 510275, China) ,  Zhang Min (School of Environment and Australian Rivers Institute, Griffith University Gold Coast Campus, Queensland 4222, Australia) ,  Zhang Min (Guangdong Key Laboratory of Animal Conservation and Resource Utilization, Guangdong Public Laboratory of Wild Animal Conservation and Utilization, Guangdong Institute of Applied Biological Resources, Guangzhou 510260, China) ,  Lee Shing Yip (School of Environment and Australian Rivers Institute, Griffith University Gold Coast Campus, Queensland 4222, Australia)
資料名： Marine Environmental Research  (Marine Environmental Research)
巻： 130  ページ： 21-29  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0076B  ISSN： 0141-1136  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有肺腹足類,Phallomedusa solida(Martens,1878)とOphicardelus ornatus(Ferussac,1821)は,オーストラリア東部沿岸の河口にできたマングローブと塩性湿地生息地における上部潮間帯で特徴的な分布パターンを示した。過去の研究は,浸水条件,土壌塩分および植被割合(%)であったこれらのパターンの原因である示唆した。本研究では,これらの腹足類の分布パターンの決定における環境パラメータ,食物アベイラビリティ,身体的ストレス,捕食圧の役割は塩性湿地,マングローブ,移行帯生息地にわたるトランセクトに沿って評価した。両種では,最大個体群豊度は361.0と358.0ind.m~ 2における上部塩性湿地とマングローブと塩性湿地の間の移行帯で発生し,それぞれ,これは低い塩湿地のそれの四倍であった。マングローブは環境パラメータ水分含有量と食物アベイラビリティの観点から有肺類のための最適な生息地として評価した。しかし,各サイクル内の長い浸水期間のために,有肺類によるマングローブ生息場所の使用は,浸漬条件下での酸素獲得における困難さのために,妨げられた。実験室実験は,水没時に有肺類の酸素摂取量は空中速度の4.3 9.0%に急激に低下し明らかにした。この結果は,マングローブは有肺類のための最適な生息地ではなかったことを示した。さらに,捕食者(キハダAcanthopagrus australisとtoadfishes,フグ科)の訪問頻度は移行帯および上部塩性湿地生息場所に比べてマングローブの方が1.3倍高かった。水中ビデオ記録も塩性湿地よりもマングローブと0.80 0.98倍高い31.7 88.9%でこれらの腹足類の高い死亡率を示唆し,高潮中のマングローブ生息地における捕食捕食者から生じた。マングローブにおける有肺類の分布を促進する非生物的因子にもかかわらず,高い捕食リスクはマングローブ地域に於けるP.solidaとO.ornatusの発生を制限した。大型底生生物の分布パターンは,捕食者による環境因子と相互作用からの複雑な結果であることを検証する以上に,著者らの研究はまた,有肺類分布に対する生物的および非生物的要因の影響強度は地理的に小規模連続内で空間的に可変であることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *有肺類 ,  河口 ,  *マングローブ ,  相互作用 ,  *食品 ,  *湿地 ,  死亡率 ,  オーストラリア連邦 ,  底生生物 ,  捕食者 ,  個体群 ,  潮間帯 ,  *生息場所 ,  沿岸
準シソーラス用語： 塩性湿地 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 有肺類 ,  分布パターン ,  移行生息地 ,  環境因子 ,  捕食リスク

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (10件)： 食物 ,  入手可能性 ,  捕食リスク ,  マングローブ ,  湿地 ,  遷移 ,  生息地 ,  有肺類 ,  腹足類 ,  分布