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J-GLOBAL ID:201702226409990791   整理番号:17A0341570

東南アジアにおけるバイオマス燃焼エアロゾルと低視界イベント

Biomass burning aerosols and the low-visibility events in Southeast Asia
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 965-980 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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東南アジアでの泥炭地を含む火災が,地域の公衆の健康と政府の大きな懸念となっている。これは,こうした火災で放出されるエアロゾルが,風下地域での特定気象条件下で持続的煙霧イベントを生じさせ,視程を低下させ,ヒトの健康問題の原因となることによる。東南アジアでのバイオマス燃焼エアロゾルの時間空間的な範囲と影響の理解を深めるため,高分解能バイオマス燃焼排出インベントリにより計算した火災エアロゾルモジュールを含むWeather Research and Forecasting(WRF)モデルを用いた10年間(2003年~2014年)のシミュレーションで補完し,地上の視程と粒子状物質濃度の観測結果を用いた。過去10年間で,火災エアロゾルが視程低下(<7km)ほとんどすべてのイベントに関わったことを見出した。火災エアロゾルは,単独でバンコクで最大39%,クアラルンプールで36%,シンガポールで34%と,東南アジアの主要な都市域での低視界イベント(視程<10km)のかなりに関わった。東南アジア本土でのバイオマス燃焼が,バンコクでの総火災形成PM<sub>2.5</sub>への最も大きな寄与であったが(99%),スマトラのバイオマス燃焼が,クアラルンプール(50%)とシンガポール(41%)での火災形成PM<sub>2.5</sub>への主な寄与であった。地域での一般的な状況を確かめるため,東南アジア諸国連合(ASEAN)の50都市に対する新たな評価基準,すなわち,粒子状物質汚染で生じた低視界(<10km)の年間曝露日数である煙霧曝露日数(HED)を定義し,求めた。HEDsが,人口の大小に関わらず過去10年間に着実に増加したことが示された。火災イベントは,単独で総HEDsの最大半数に関わることが分った。著者等の結果は,東南アジアで総合的に大気質を改善するため,バイオマス燃焼と化石燃料燃焼による発生源の両方を対象とした削減政策を実行する必要があることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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気圏環境汚染  ,  火災  ,  対流圏・成層圏の地球化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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