文献

J-GLOBAL ID：201702226706809960   整理番号：17A1466273

濾胞癌の診断と治療のための新規バイオマーカーおよび治療標的候補の同定【Powered by NICT】

Identification of novel biomarker and therapeutic target candidates for diagnosis and treatment of follicular carcinoma

著者 (7件)： Lai Xianyin (Department of Biochemistry and Molecular Biology, Indiana University School of Medicine, Indianapolis, IN 46202, USA) ,  Lai Xianyin (Department of Cellular and Integrative Physiology, Indiana University School of Medicine, Indianapolis, IN 46202, USA) ,  Umbricht Christopher B. (Department of Surgery, Oncology and Pathology, Johns Hopkins University School of Medicine, Baltimore, MD 21205, USA) ,  Fisher Kurt (Department of Pathology and Microbiology, University of Nebraska Medical Center, Omaha, NE 68198, USA) ,  Bishop Justin (Department of Surgery, Oncology and Pathology, Johns Hopkins University School of Medicine, Baltimore, MD 21205, USA) ,  Shi Qiuying (Department of Pathology and Laboratory Medicine, University of Kentucky College of Medicine, Lexington, KY 40536, USA) ,  Chen Shaoxiong (Department of Pathology and Laboratory Medicine, Indiana University School of Medicine, Indianapolis, IN 46202, USA)
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 166  ページ： 59-67  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞形態学的特徴に基づいて,ろ胞腺腫の鑑別ろ胞癌は常に病理医に取り組んできた。診断精度を改善するためのバイオマーカーの同定は,臨床管理のために重要である。一方,ろ胞癌の治療の治療標的候補を同定することが重要である。現在,信頼性のある診断蛋白質バイオマーカーおよび治療標的が利用可能である。新規蛋白質バイオマーカーおよび治療標的候補を探索するために,ホルマリン固定,パラフィン包埋組織試料を用いた制御,ろ胞腺腫とろ胞癌の分析に適用した液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法。プロテオミクス分析は,甲状腺濾胞癌の診断のための80--蛋白質バイオマーカー候補を明らかにした。候補を三つのカテゴリーに優先と各カテゴリー内のランク付けした。プロテオミクスデータとバイオインフォーマティクスによる結果を用いて,上位七バイオマーカー候補はコイルドコイルヘリックスコイルドコイルヘリックスドメイン含有蛋白質2,ミトコンドリア(CHCHD2),スクシニル-CoAリガーゼ[GDP成形]サブユニットβ,ミトコンドリア(SUCLG2),ストマチン様蛋白質2,ミトコンドリア(STOML2),ES1蛋白質ホモログ,ミトコンドリア(C21orf33),フマル酸ヒドラターゼ,ミトコンドリア(FH),3-hydroxyacyl-CoAデヒドロゲナーゼ2型(HSD17B10),と電子伝達フラビン蛋白質βサブユニット(ETFB)であった;トップ七治療標的候補はインシュリン受容体(INSR),Mycプロトオンコジーン蛋白質(MYC),ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ活性化補助因子1-α(PPARGC1A),ガストリン(GAST),N-mycプロトオンコジーン蛋白質(MYCN),形質転換成長因子β-1(TGFB1),インターロイキン-4(IL4)であった。SUCLG2とETFBの免疫組織化学的染色は高度にプロテオミクスの発見と一致し,SUCLG2は,75%の感度とIHC染色率と強度から計算した比カットオフ値に基づいて濾胞腺腫から濾胞状癌を識別するのに80%の特異性を持つことを明らかにした。,細胞形態学的特徴に基づいて,ろ胞腺腫の鑑別ろ胞癌は常に病理医に取り組んできた。十四バイオマーカー候補を同定した。それらの中の二つは免疫組織化学的染色を用いて検証した。診断精度を改善するためのバイオマーカーの同定は,臨床管理のために重要である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： インターロイキン ,  ミトコンドリア ,  タンパク質 ,  プロテオミクス ,  染色 ,  *卵胞 ,  *バイオマーカー ,  TGFβ ,  サブユニット ,  鑑別 ,  質量分析
準シソーラス用語： 特異性 ,  バイオインフォマティクス ,  LC/MS/MS ,  *治療標的 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 癌のバイオマーカーバイオマーカー ,  症例呈示No.8 ,  濾胞性 ,  質量分析 ,  治療標的 ,  甲状腺

分類 (2件)： 質量分析  (CC03013N) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (6件)： 濾胞癌 ,  診断 ,  治療 ,  バイオマーカー ,  治療標的 ,  同定